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The last revolverU

私は組織に戻った後PCを開いた。
もしかしらたら「正義(敵)」リストの中
載っているかもしれないから。
それに私、どこかで見たことあるような気がするから
私は一人一人顔をよく見ながら―…

「…あ、」

やっぱり…いた!!
やっぱり…ね、敵か。
うん、敵よね。わかっていたわ。
あっち(正義)の人間は優しいもの。
こっち(悪)の人間は他人の怪我なんて
どうでもいい、そう考えてる。

…サンタさん以外。

そういえば、前…私が悪ということがバレても
優しくしてくれた女の子がいたな。
……サンタさんの命で、殺されてしまったけれど。

私がリストを見ながらいろいろ考えていると
ふと、誰かから声がかけられた。

「…何を見ているのかしら?」

?!…あ、誰かと思ったらサンタさんだった。

「あら、敵のリスト?そんなもの、
何故見ているのかしら。」

「あ、えと、今度命を受けた時のため…です」

「…そう、ならいいけど……
仕事で何かあったら言いなさいね。」

「はい。」

「…そうだわ、8番目。
腕、治療班のとこに行ってないけど
なぜ手当てしてあるのかしら?」

「あ…自分で手当てしたんです。
今日は道具を持って行ったので。」

「……まぁ、いいわ。
次の仕事は明日報告するから
それまで休んでおいて。」

「わかりました。サンタさん」

…ふぅ、どうにか、やり過ごせた…かな?
サンタさんは階段のほうへ歩いて行った。
…私と一緒にいたら、
またあの女の子のようになってしまう。
また…殺されてしまう…?!
…でもこの前のお礼…よ。
お礼くらいなら大丈夫…だよね?
バレない…よね?
また考えている次は前を7番目が通る。

「あら、8番目ぇサンタさんに愛されてるわね♪
わざわざ話しかけてもらえるなんてねぇ。
私なんてまともに話したの、
組織に入れてもらったときと仕事の話の時だけよ!」

「そうなんだ、
でも私もそんな話しかけて
もらっているわけじゃない。」

「そーかしら?
結構話しかけてもらってるわよ。
貴方のことがお気に入りになのかもね〜」

7番目は笑う、
クスクスと、気味が悪いくらい

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あきゅろす。
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