イケメン♂パラダイス ゴロの過去 船越とは対照的に、一人冴えない奴がいた。 そいつの名はゴロ・リー(李 悟盧)。 ―カーン 李「うわぁ〜!」 ボロッ 豪「あいつへったくそだな〜。大丈夫か?」 島「体格は申し分ないんだがな…。」 その日の練習が終わり、部室でいつもの雑談が始まった。 ペチャクチャペチャクチャ 小野田「それはそうとさ、君のこと何て呼んだらいいんだい?」 李「あぁ〜…えぇ〜とですね〜…」 山本昌「“ゴロちゃん”ってのはどうだ?」 掛布「昌wちと可愛すぎやしないか?」 山本昌「そうかな…」 英二「まじでこの流れでKYだけど、俺もゴロちゃんがいいなww」 一同『さんせーぃ!!』 御法川「ゴロちゃんで決まり!!」 呼び名の会議も終わった所で、話はゴロちゃんの中学時代へと移った。 磯野(新一年) 「ゴロって和桑句中だったよな?俺たち多摩中も何度か試合したことあるんだが、お前の記憶はないんだよな〜、なぁナカジ?」 GG中島(新一年) 「あぁ。試合出てたのか?」 中島がその質問をした途端、ゴロリは急に震え始めた。 ガクガクブルブル 掛布「おっおい!どうしたゴロちゃん!!大丈夫か?!」 李「あわわわ…」 ようやく震えが止まり、ゴロは中学時代のことについてゆっくり話し始めた。 李「実は僕、在日韓国人なんです。それが原因で中学では虐められてました。野球も下手だったから万年スコアで試合にも出してもらえない。」 池上「何でそんな状況の中でも野球を辞めなかったんだ?普通は辞めるだろ?」 李「それほど僕は野球が好きなんです!!そして高校で補欠でも球拾いでもいいから野球をやりたい、そう思ったのです。」 このゴロの話を黙って聞いていたある人物がいた。 鈴木「補欠でも?球拾いでもだと?ナメてんじゃねぇぞ!!!」 一同『!!!』 [*前へ][次へ#] [戻る] |