イケメン♂パラダイス
卒業〜また会う日まで
小笠原杯から半年が経ち、別れの季節が訪れた。
卒業式終了後―
池上「一ノ倉さん!」
一ノ倉「おう、池上か。俺もとうとう卒業だ…」
池上「おめでたいことじゃないすか先輩。そんな顔しないで下さいよ」
一ノ倉「俺はお前が入学するまで目標がなく、ただただ目の前の練習を消化していくだけの毎日を送っていた。だが、お前が来てからは一緒に練習するのが生き甲斐と言ったら大袈裟かもしれないが、教えるのが楽しくてしょうがなかったよ。ありがとうな。」
池上「い…一ノ倉さん…。泣かせるようなこと…ヒック…言わんといて下さいよ…ヒックヒック…。俺も短い間でしたけど、一ノ倉さんと一緒に練習した日々は忘れません。本当にありがとうございました!」
一同『おまいら!感動タイムはそこまでだ!よしいくぞ!』
英二たちがいきなり現れ、一ノ倉を囲み始めた。
一ノ倉「ちょっおまえら何を…」
一同『せーのっ!ワーッショイ!ワッショイ!ワッショイ!』
一ノ倉「はずかしいからやめてくれぇ〜」
池上「ヨッシャアアアア!!あと100回あげっぞぉおおお!!!!!!!!!!!!」
一同『オー!!!!!!』
一ノ倉「あぁ〜れぇ〜…」
宙を舞う一ノ倉は照れながらも…どこか嬉しそうな顔をしていた。
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