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イケメン♂パラダイス
ジャイロボール(終)
会場が静まりかえる中、本気ッ気学院のご意見番が口を開いた

御法川「あの球…ほっとけない!」


バーーーン!


ストライク、バッターアウトゥ!!


「俺のマグナム打法が通じないなんて…」


島「あの球は…ジャイロボールではないでしょうか?俗に“スライダーの抜け玉”とも言われていますが、回転軸が打者に向いていることが条件となっています。初速と終速との差がないため、打者からすると球がホップするように感じてしまうのです。」



試合は息を飲む投手戦となった。


結局試合はまさかの0-0でゲームセット。

試合後口を開く者は誰一人いなかった。

そんな中、英二は一人何かを考えているようだった。


「あんな球放る奴がいたなんて…。とても今の俺には投げられるような球じゃない。でも投げたい。どうすれば投げれるんだ??よし、デポにいこう。」


英二は近くのデポで、“君もすぐジャイロボールを投げれるようになる!!”といううたい文句の胡散臭いボールを購入した。


すると英二は持ち前の運動神経でたったの3日でジャイロボールを習得した。




〜完〜

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