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イケメン♂パラダイス
運命の抽選会
孔子園本番まであと一週間、本学野球部は兵庫に到着した。





島「これが孔子園球場か……」




豪「ゴクッ………」





いつもならはしゃぐ豪も孔子園球場の存在感に圧倒されて言葉が出ない。






英二「ここにきてやっと実感がわいてきたって感じだな。」





孔子園まであと数日となり、組み合わせ抽選会が行われることとなった。


キャプテンの島とマネージャーの楓が会場へ入る。




島「すごい雰囲気だ…。カオスだ…。」


楓「まさに、ですね。視線が痛いです…」




会場には異様な空気が漂っている。

互いに威嚇しあっているかのような、そんな視線が交差する。



本気ッ気学院の順番となった。





島「ふうっ…。」





箱の中からゆっくりとクジをひく。






『福岡県代表・本気ッ気学院、8番です。』







島「!!!」





本学の対戦相手が決定した。




楓「惑星学院かー。名前聞いたことないし、常連ってわけでもなさそうね。イケるかも!」





ステージから降り、席へ戻った島。





楓「無名の高校で良かったですね!」





島「あ…あぁ、そうだな。じゃあ帰るか。」






宿に着き、結果をみんなに伝えた。




島「初戦の相手は大阪代表の惑星学院になった。」




ジェフ「オーマイガッ!!」



ジェフは頭を抱えながら震えている。




英二「大阪…?ってことはOLを倒してきたってことか!!」




島「実は俺とジェフはその試合を観に行っていたんだが…OLはノーヒットノーランに抑えられ、負けていた。」





一同『!!!』





池上「そ、そんな!あの清田も打てなかったんですか?!」





島「そうだ。今年加入したピッチャーがものすごい逸材らしくてな、165km出るらしい。それに抜群のコントロールだそうだ。」




部員たちの顔は絶望感に満ちていた。






島「だからって打てないわけじゃない。ちゃんと穴はあるはずだ。同じ高校生なんだから、そんなに不安がるな。」






ほとんどの部員にとって、なかなか寝つけない夜となった。

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あきゅろす。
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