小さな頃から(↑で読めない方用)
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裾が長めのシャツを着ていて良かった、と……心から思う。
やっぱり男の自分の体を見たら、亮は萎えてしまうに違い無いから……。
亮の腹を跨ぐように膝立ちになった佑樹はワックスを指に掬い取ると、シャツの裾で自分のペニスを隠したまま、それを自分のアナルへと塗り付けた。
―――早くしないと……。
拒絶されたら力では敵わない。
出来るだけ力を抜いて指を一本挿入すると、少しの痛みと気持ち悪さが込み上げて来るけれど、必死になってワックスを馴染ませる。
「くっ……ううっ……。」
どれ位解せば良いのかも、これで解れているのかも分からない佑樹だったが、指が二本入るようになった所で一旦指を引き抜いた。
それから恐る恐る……後ろ手に亮のペニスに触れてみると、まだそこは萎えてはいない。
―――良かった……。
亮の沈黙の意味は分からないしその顔を見る事も出来ないけれど、佑樹はまだ亮のそれが勃っていた事に感謝しながら、その先端を自分のアナルに宛がった。
ガタガタと体が震え出す。
ネットで調べた知識だけでここまで来てしまったけれど、いざとなるとやっぱり怖さが先に立った。
―――早く、しないと……。
頭ではそう思うのに、体の震えが止まらない。
「……佑樹…お前……。」
困惑したような亮の声が耳を打つ。
―――このままじゃ……駄目だ。
一度だけでも亮と繋がりたい……恋人にもなれず、親友にも戻れないのに、この状況で繋がる事も出来なかったら……。
そう考えた佑樹は唇を噛むと、アナルを広げるように両手を使って尻を横に引っ張って、そのまま亮のペニスへとゆっくり腰を落とし始めた。
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