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過去拍手
醒夏 番外 バレンタインE



「じゃあ……自分でスる?」


額にチュッとキスを落とされて、また頭が混乱した。


「セイ、怒ってたんじゃ……」


「ん?ああ、そうだね。けど分かったんだ」


「何が?……あっ!」


背中から脇を支えてた腕が動いて身体が浮き上がり、湯舟から胸が出た所で……尖りに舌を這わされた。


「やっ……はぅっ」


ピアスを噛んで引かれた貴司は細い首筋をのけ反らせ、気持ち悦さに喘ぎながら掴んでいた手を離してしまう。


「あっ、あっ……やめ、セイっ!」


まるでそれを待っていたようにペニスを強く扱かれて……尿道口に爪を立てられ脚がバシャバシャと湯を蹴った。


そして。


「いっ……セイっ、汚れる、汚…ちゃうからっ」


「いいよ、全部出しちゃいな」


「止めっ……あぁっ!!」


一旦離れた聖一の口が反対側のピアスを噛み、そこを強く引かれた貴司は何度も身体をのたうたせ……彼の掌が導くままに白濁を迸らせた。




****




「あっ、ふぅ……」


腕の中……脱力しきった貴司の身体を聖一は強く抱き締める。


「ゴメン、俺……」


「……大丈夫、俺は、大丈夫だから……セイが不安なの、ちゃんと分かったから……」


きっとこれ以上罪悪感を自分に持たせない為だろう……疲れた顔に笑みを浮かべて貴司がこちらを見上げて来た。





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