過去拍手
醒夏 番外 バレンタインE
「じゃあ……自分でスる?」
額にチュッとキスを落とされて、また頭が混乱した。
「セイ、怒ってたんじゃ……」
「ん?ああ、そうだね。けど分かったんだ」
「何が?……あっ!」
背中から脇を支えてた腕が動いて身体が浮き上がり、湯舟から胸が出た所で……尖りに舌を這わされた。
「やっ……はぅっ」
ピアスを噛んで引かれた貴司は細い首筋をのけ反らせ、気持ち悦さに喘ぎながら掴んでいた手を離してしまう。
「あっ、あっ……やめ、セイっ!」
まるでそれを待っていたようにペニスを強く扱かれて……尿道口に爪を立てられ脚がバシャバシャと湯を蹴った。
そして。
「いっ……セイっ、汚れる、汚…ちゃうからっ」
「いいよ、全部出しちゃいな」
「止めっ……あぁっ!!」
一旦離れた聖一の口が反対側のピアスを噛み、そこを強く引かれた貴司は何度も身体をのたうたせ……彼の掌が導くままに白濁を迸らせた。
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「あっ、ふぅ……」
腕の中……脱力しきった貴司の身体を聖一は強く抱き締める。
「ゴメン、俺……」
「……大丈夫、俺は、大丈夫だから……セイが不安なの、ちゃんと分かったから……」
きっとこれ以上罪悪感を自分に持たせない為だろう……疲れた顔に笑みを浮かべて貴司がこちらを見上げて来た。
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