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銀魂乱舞
9.別の話
『あ、銀さんまたパチンコですか!?』

『違う違う。今日はジャンプ、明日がパチンコ』

『なにそのスケジュールっ!いつもと変わりねェ!』

『じゃあ行ってくらァ。神楽がそろそろ帰ってくる筈だからよろしく』

『あ!ちょっと銀さんっ!』



そそくさといつものように新八から逃げる主人。引き戸を閉めてため息を吐いた


『ハァ…アイツ最近またうるさくなったな…。俺は新八の子供か、ってんだ』


あくびをしながら尻をボリボリとかく主人に苦笑いをした
カンカンカン、と鉄の階段を降りる音を聞きながら今日も主人と出掛けられることにワクワクする



『んぁ…?曇ってきたか?』

その声に外が暗くなっているのが見えた。しかし周りは至って普通に歩いたり談笑したりしている



『なんだありゃ……』


主人がギュッと自分を握るものだから敵か、と身を引き締めて主人の視線を追う

目の前にいるのは天人……?いや、雰囲気が違う、禍々しいオーラを放つ鬼…?刀を持ってコチラをじとりと見ている


珍しく主人の手からは脈拍が伝わる。ドクドク早くなり…
次の瞬間主人ごと黒い闇に包み込まれた









「っ!?」

周りが一気に明るくなる
天上…?なんで自分に布団が……あ、ニンゲンだった…
頭が痛い。眠るというのはこんなにも辛いのか。体から液体が出て気持ち悪い…


障子の外からはザワザワと笑い声や話し声が聞こえた

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あきゅろす。
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