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小説
002


部屋に入ってきたのは
さっきの山崎さんとどうやら[副長]らしい瞳孔が全開の土方さん

そして多分俺より年下の沖田さん、
彼は一番隊隊長らしい


『で、俺はいつまでここにいればいいんだ?そろそろソウル・ソ…なんだっけ?に帰らないといけないんだけど』


「お前はまだ言うか!」


「へぇ、すげぇや、俺桧佐木さんのファンなんで、サインとかもらってきてくれやす?」

「総悟!」

どこから出したのか色紙を渡してくる沖田さん

『あぁ、修平か、まぁ頼んで見るか…』


「お前もいい加減にしろっ」

そういわれて土方さんにまた殴られた


「お前なんでここにつれてこられたかわかってんのか」


『…知るかよ』


「廃刀令を知らないほどバカじゃねえってテメェで言ってたよな?」


しょうがない、と刀をおろし
すう、と鞘から少し抜いて見せる


『これは逆刃刀だ、これでは人は斬れん』


「ずいぶん奇妙な刀ですねぃ、その長さといい」


『…あぁ』


「お前、探し物をしていると言ったな、一体何を探していやがる」


『…貴様には関係無い』


「だったらそんなもん持って町を歩くことの許可はできねえなぁ」


『…ふざけやがって』


「あぁ!?」


『大体貴様らも腰に差して歩いているだろう、武士から刀を奪うつもりか』


「俺たちは武装警察だ、刀をもつ許可は出ている」


『…だったら俺も武装警察とやらにしろ』

「はぁ!?お前言ってることわかってるのか!?」


『あぁ、俺も武装警察になれば刀を差して歩いても文句言われないのだろう?』


「お前なぁ、武装警察になるという事は真選組の一員となる事だ、戦いで命を落とす事だってあるんだ、ガキが半端な覚悟でなれるもんじゃねえ」


『…半端なものか、俺は目的を達成するためならばこの命を惜しまない』


「目的だと…?さっき言っていた探し物の事か?」


『……』


「いいじゃねぇですか、土方さん、おもしろそうだ…おい、兄ちゃん、真撰組に入りたかったらそこの土方コノヤローを倒してみな」


「おい総悟!勝手に決めてんじゃねぇ!」

『わかった』




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あきゅろす。
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