[携帯モード] [URL送信]

小説
19


今日タイガーさんとバーナビーさんが迎えに来たのは
アポロンでスーツの整備をするらしい


俺の会社はマーブルだけど
親会社が一緒だから俺のスーツはアポロンのメカニックの方が作ってくれてるらしい


アポロンのメカニックに着き
紹介されたおじさん


「〜〜」


『え?』


すごいちっちゃい声でぼそぼそとしゃべるから全く聞こえない



「私がメカニックの斎藤だ」



ようやく聞き取れた自己紹介



『斎藤さん?スーツありがとうございます!』


「〜〜」


「斎藤さん、マイク着けてくれよ」


タイガーさんに言われ
マイクを使う斎藤さん



「今日君たちを呼んだのは他でも無い、整備と新機能をつけてみた、着てみてくれ」



そう言われ別室でヒーロースーツに着替える


特に変わったところは無さそうだが?


『斎藤さん、どこ変わりました?』


「腕のところにあるボタン押してみてくれ」


言われた通り腕のところにあるボタンを押してみる

『?』


すると
ぷしゅっと小さな音がして
キラキラと何かが降ってきた


「きれいだろう?」


『…はい、とても!』

俺がいつも社長さんから言われている
[華麗に]


これで少しは華麗さが出るだろうか


「ちなみにこの機能は遠隔操作ができるから君が一番輝いてる瞬間にマーブルの社長に押してもらうといい」


はい、これリモコン、と遠隔操作ようのリモコンを渡してきた斎藤さん


『……』


変なタイミングで押されたらやだな


「…ん?右手に何をつけている?」


『え?』


リモコンを渡された時触れたのだろうか


右手を手袋越しにコツコツ叩く斎藤さん


『あ、俺の右腕、機械鎧です』


「なんだね、それは?」


え、斎藤さんも機械鎧わからないの?
バーナビーさんも知らないのおかしいと思ったけど
斎藤さんはこういうのに関して専門家だから知らないはずは無いと思ったのに

『えっと…義手で』


そこに帰ってきたバーナビーさんとタイガーさん



「斎藤さん!スーツの調子いいぜ!ってどうした?」


『バーナビーさん、機械鎧ってこの世に存在しますか?』


「君の腕のことですよね?僕は君に初めて聞きましたけど」


「検査させてもらってもいいかい?」


「ちょ、なんの話してるかおじさんついていけねぇよ」


ぐいっと腕を捲ってタイガーさんに右腕を見せる


『義手です』


「それは外れるのかね?」


『えっと、外れますが着けるときものすごいいたいので外したくないです』


「わかった、そのままスキャンしよう」


そのままスキャンされてパソコンにすぐに取り込まれた


「こんな技術があったとは…エトワール、この義手はどこで?」


聞かれることは予想できたが
どうするか



『えっと…』


素直に記憶喪失と行ってしまっていいのだろうか


『わすれちゃいました』


にこっと笑顔でそういう


「忘れちゃったってお前」

「…斎藤さん、そういえばスーツの調子良かったです、軽量化図りました?」

「そうか?いつもと変わらなかったがな」


「よく気づいたな、違いがわかるなんてさすがバーナビーだね」





[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!