小説 15 私服に着替えて お腹が空いたから何かお昼でも食べにいこうと思った お昼といってももう3時を回っていたが 『あ、お疲れ様です』 更衣室をでたところに 私服に着替えたバーナビーさんがいた 「ちょっと」 そういってバーナビーさんが俺の右腕をつかんで俺を引き留めた 『…?』 つきん、と肩のところが痛む 「やっぱり…この腕、なにかつけてるんですか?」 『え!あ、』 話すの忘れてた、 まぁ隠す理由もないので バーナビーさんの手をどけて 腕捲りする 『機械鎧です、話すの忘れてました』 「オートメイル?なんですか、それは」 『え』 機械鎧事態を知らないのか? えー、英語圏の人はみんな知ってるはずでしょ? まぁ記憶喪失の俺が言えた事じゃないが 『えっと、機械の義手っていうか』 「義手?今まで気付かない位普通に動かしていたじゃないですか」 『神経繋いでますから慣れれば普通の手と同じようになります、お風呂もこのまま入れますし』 「そんな技術があったとは、便利ですね」 『いや、でも繋ぐとき気失う位痛いしなれるまではちょう辛いし重いし雨の日痛いし、結構辛いんですけどね、まぁ等価交換ですよ』 「等価交換って…辛そうなことの方が多そうですけど」 『腕を失った事にたいしてはあれぐらいでちょうどいいんです』 「えっと、聞いて良いですか、どうして腕を失ったか、事故ですか?」 『えっと、それは…よく覚えてないんですが、事故ではないはずです』 「あぁ、すいません」 いけない事を聞いてしまったというような顔をするバーナビーさん 『バーナビーさん!お腹が空いて倒れそうなのでなにかおいしいお店につれてってください!』 「急ですね、嫌です」 『え!さっきまで(インタビュー中)のバーナビーさんじゃない』 バーナビーさんは本当に外面がいい人だ これが俺のバーナビーさんに対する第一印象でした 「だって、僕の貴重なブレイクタイムをなんでシエルと過ごすんですか」 『…俺の貴重なブレイクタイムをバーナビーさんにあげます!等価交換です』 「いりません」 『え!』 [*前へ][次へ#] |