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Act.6



精通すら初めてだった綱吉は、急速に与えられる快感にただ喘ぐ事しか出来ない。

「あぁっ…獄寺くんっ…」
フワフワと意識が飛んでしまいそうになりながら最愛の相手の名を呼ぶ。

「…お前それヤベーって」
すがりつかれている為耳元で可愛く喘がれる形となり、まだ上半身しか脱いでいなかった獄寺の自身はジーパンの中で窮屈そうに張り詰める。
獄寺は仕方なく片手で前を寛げると、飛び出した彼自身が綱吉の下肢に触れた。

「…?」
熱を感じた綱吉はふと視線を下げて絶句する。

「っっ!!??」
(な、何これ…
獄寺くんのおっきいしなんか形も違くない!?)
思わず表情を変えて凝視してしまう。

「ん、どうした?
ああ…俺の見てビビったのか?」
綱吉の様子に視線の先を察して意地悪く笑う。

「…や…その…
お、大き過ぎない?
俺達同い年だよね?」
冷や汗混じりに綱吉は呟く。

「そうだけど…
綱吉が日本人平均よりかなり小柄で、俺はイタリアの血が濃いからこんだけ違うんじゃねーか?」
(ま、俺が此処まで興奮してんのも初めてだからいつもより更にデカいけどな)
綱吉の媚態に煽られた獄寺は、いつに無く性的興奮を覚えていたのだ。

「あの…指で痛いから…受け入れるの絶対無理な気がするんだけど…」
(何倍なんてレベルじゃないよ…)
冷静に考えると流石に逃げ腰になってしまう。

「…んな事言っても逃がさねぇよ。
お前の全てを俺の物にするって決めたんだ…
壊さねぇ様にジックリ慣らしてからにするから…な?」
怖じ気付いて身を引こうとした綱吉を抱き寄せる。

「……」
(確かに俺も獄寺くんの物になりたい…)
腕の中から逃げようとはしないが惑う様に見上げる。

「…此処で繋がれば…俺と一つになれるんだぜ?」
クンと更に指を挿し入れて、甘く囁く。

「あんっ……
狡い…俺が君にぞっこんだって分かって言ってるでしょ?」
綱吉はビクリと身体を跳ねさせると、少し拗ねた様に告げながらも獄寺に身を委ねる。

「まあな…でも…
俺もお前に惚れきってるから欲しいんだぜ」
獄寺は再び囁く。

「…嬉しい…
俺…君がどんどん好きになる…
だから…君と一つになりたい
痛くても…苦しくても…きっとそれ以上に幸せだから」
ふんわりと柔らかな、極上の笑顔を見せて綱吉は告げた。






 

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