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ぼくのなつやすみ
ビックリマン


ビックリマン―――誰もがなにげない宝物を持っていたよね


いまではコンビニが主流になっているけど、あの頃は駄菓子屋やスーパーが当たり前で、コンビニなんて滅多になかった。
 そこに友達と集まりビックリマンのお菓子を、シール目当てにおもむろに買っていた。
 シールの種類は悪魔、お守り、天使と数種類あって、その中にはヘッドと呼ばれるキラキラのシールが稀に含まれている。
みんなヘッド目当てにビックリマンを買いまくる。
 スーパーや駄菓子屋の外では、ビックリマンのチョコウエハースを"ボリボリ"と食べながら、小学生程度の子供達が次々とビックリマンのお菓子を開けながら、一喜一憂している。
みんなビックリマンシールを輪ゴムでまとめた束を持ち歩き、知らない子同志でもシールを見せ合い、かぶってるシールなどを交換したりしている。
子供の行動範囲がほとんど学区内の為、ビックリマンのお菓子すら売ってない時がある。
たまにある子が遠くで売ってると話すと、いち早くとぎこちない自転車をこぎ飛ばして買いに行った。
駄菓子屋やスーパーの外にあるガチャガチャでは(ロッテ)のビックリマンのパクりで、(ロッチ)のビックリマンってのがあって、いい子供だましにあっていた。

なにげなく集めた宝物は、いまはもうどこにあるか解らないけど、みんなも思い出はちゃんと残ってるものだよね。

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あきゅろす。
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