short story 曲がらない道(シカマル夢) 足元にクナイが突き刺さっていた。 「やっと追い付いた・・・・憂」 「木ノ葉に帰るぞ。」 「私はスパイをしていた木ノ葉の裏切り者だぞ。 木ノ葉はそんな奴も受け入れるのか?笑わせるな。」 憂の言葉が胸を刺す。 自嘲気味に笑う彼女が、遠い 「お前がスパイなんてありえねぇ。」 「何を根拠にそんなことが言える?」 「憂はそんな奴じゃねぇ。」 「シカマルらしい答えじゃないな。」 「愛する人を信じる。アスマからの教えだ。」 「………師からの教えか。だがな、そんな甘い考えじゃ忍は弱くなるばかりだ。弱い忍は―――いらない。」 (影分身の術!) いつの間にかこんなに遠くなっていた そして、また離れていこうとしている (影縫いの術!!!!) オレらが信じた憂 里からの愛を感じてたよな 幸せそうな笑顔 オレへの愛の言葉 全てが嘘だったのか? 同じ未来を歩むことは出来ないのか? [戻る] |