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ヒナギクにキスをしたヒバリは、青空へ高く舞い上がった。
ミツにキスをしてしまったソラは、その場から逃げるように立ち去った。
「廊下は走るな」なんて文字を無視し、廊下を全力疾走で走り抜けた。
─何やってんだよ俺っ!!
いきなりあんな事して‥
絶対…
絶対引かれたっ…、
ソラは何も考えずとった自分の行動に後悔する。
いくら相手が無防備だったとはいえ、行き過ぎた行動だった。
しかし、ソラには欲望が抑えられなかったのだ。
ミツの可愛い素顔。
潤んだ瞳。
震える睫。
その全てに愛しさが増し、誘われるように唇を寄せた。
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