♯20
深い森の奥でデェイルは静かに歌を歌った。
いつの日だったか、アンジェが楽しげに歌っていたメロディー。
あぁ、今日は気分が良い、よく眠れそうだ。
そう思い瞼を閉じると、ふあふあと身体が宙に浮いていく感覚。
『あぁそうか、俺も堕ちるのか…アンジェ、もうすぐ会える、不思議とそんな気がするんだ…、』
とうとうデェイルの魂も、深い所へ墜ちていった。
to be continued..
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