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真心文庫
侵入成功
門をよじ登り、建物の敷地ないに入った陽月と絆はさきほど鳴った警報のせいでバレてしまった。
2人はまっすぐ走り続ける。
後ろには警備の人間と思われる連中が追ってくる。

「待ちなさい!」

絆は心の中で「ごめんなさい」を唱えながら走っていた。
陽月は冷静に若干関係ないことを考えていた。

「(待てと言われて待つやつはいるのだろうか?)」

よく待てと言われるが待った試しは1度もない。
そんなことを余裕を持って考えていると別の警備員たちが前から現れた。
陽月は走りながら鞄の中にあるボールに向かって言った。

「アウラ!アウル!」

エーフィのアウラとブラッキーのアウルが中から出てきて一緒に走る。
警備員たちもウィンディなどのポケモンを出してきた。

「後は任せた」

陽月は2匹に告げるとアウラとアウルは
片っ端から警備員&ポケモンたちをK.O.させた。
絆はそのことでも心の中で何度も謝った。
アウラとアウルが先頭を走り、邪魔するものたちをどんどんK.O.させた。
陽月は若干それが愉快だったらしく、笑っていた。
一度、絆はたまたまいた警備員に腕を掴まれたが
陽月が迷わず2匹を使って落とした。

「ありがとう・・・」

「早く出よう。ここは人が多すぎる」

しばらく2人は走り続ける。
だがいつまで経っても抜けられない。
本当に大きな場所のようだ。
やっと大きな建物の前にたどりついた。
暗闇の中でも真っ白だと分かるくらい白い建物だ。
扉が少し開いている。
2人は迷わず中に突入した。

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