真心文庫
厄介な存在は恋を成就させる
これは、テルミが絆からブツを渡された後のお話
聖域の樹海 テルミのお気に入りの場所
▼テルミは丘の上に座り、絆に渡されたものを持っていた
▼いい日和なので、テルミはハクリュー、ラプラスをボールの外に出していた
▼いつの間にか陽月のエーフィのアウラとブラッキーのアウルが来ていた
テルミ:ん?陽月のアウラとアウルか?
ラプラス:あら、えらいかわいらしゅう子達どすなあ
ハクリュー:こんにちは、かわいいこちゃんたち うふふっ♪
アウラ:お久しぶりです、会長様?
アウル:陽月に内緒で来たよ、会長様?
アウラ&アウル:クスクスクスクス
▼テルミはこの双子達を見て、頭を抱えた
テルミ:・・・陽月に内緒で来ている時点で悪い予感しかしないのだが・・・
アウル:今頃捜してるかも知れないよ。クスクス
アウラ:それより渡されたものの中身、確認なさって?クスクス
▼それを聞いたハクリューがテルミの手元の少し厚い封筒を見た
ハクリュー:あらあら、テルミ プレゼントかしら?
テルミ:いや、・・・まあ、違わなくは無いが贈り物というのかは・・・
ラプラス:なんでもええから、早く開けたらどうです?主人
▼全員に促され、テルミは封筒を開けた
▼どうやら写真のようだ
▼陽月の隠し撮りの
▼それをみたテルミは顔を少し赤らめた
ハクリュー:あら、テルミのガールフレンドじゃない。この巫女服とかかわいいわね♪
アウラ:ちなみに陽月は何も知りませんわ。クスクスクス
アウル:最近鈍感なんだ。クスクスクス
▼双子は笑っている
▼テルミは他の写真も一通り見た後、顔を赤くさせたまま顔を手で覆った
テルミ:絆・・・何を考えて僕にこれを・・・ん・・・///
ラプラス:見せたかったんちゃいますの?えらいべっぴんさんどすからえ
テルミ:愛らしいのは否定はしないが・・・///
アウル:陽月は最近いじりやすいよ、とってもね。
アウラ:聞きます?今までワタシたちがしたこと。
▼双子は楽しそうに笑っている
▼テルミが答えようとする
▼だが、ハクリューに先を越された
ハクリュー:是非聴きたいわ。おしえてちょうだい?うふふっ♪
▼双子は顔を見合わせ、笑う
アウラ:ワタシは陽月の頬についたクリームを舐めました
アウル:ボクは陽月が食べてたもの食べたよ
アウラ:芝居で喧嘩をして困らせました
アウル:色々いじって遊んだよ
アウラ&アウル:クスクスクスクスクスクスクス
▼楽しそうに笑う双子
▼重要な部分しかいっていないため、どういう状況なのか分からないテルミ
▼それに対し、ご婦人方は分かったらしく同じく笑う
ラプラス:楽しゅうことしてはりますなあ。二人ともかわいらしゅうございますえ
ハクリュー:テルミ、あなたも負けじと頬についたもの舐めてあげなさい、うふふっ♪
▼テルミは混乱している
テルミ:な、なにを・・・その、アウラ、アウル、よく・・・わからないのだが・・・
アウラ:分からないのなら実践しますわ、会長様?
アウル:ほら、ボクたちを捜しにここまでやってきた、陽月に
▼双子を捜して来た陽月が双子に気がつき、近づいた
陽月:ここにいたのか・・・
▼陽月に気がついたテルミは封筒を見られないように立ち上がった
アウラ:そこで見ていてくださいまし
アウル:これが再現だよ
▼アウラは陽月の右肩に、アウルは左肩に飛び乗る
▼双子は顔を見合わせて、笑う
▼アウラは陽月の口ちかくを前みたいに舐めた
▼アウルは再現しようがないため同じように頬を舐めた
▼双子はテルミのほうを見て、クスクス笑っている
陽月:・・・いきなり何なのだ?
テルミ:っ・・・!!!
ラプラス:どうしはりました、主人?
▼ラプラスは笑いながらそう言った
ハクリュー:ほら、テルミもやりなさい。うふふっ♪
▼ハクリューはしっぽでテルミの背中を押した
テルミ:わあっ!!
▼勢いよく押されたため、陽月に思わず抱きついてしまった
▼双子はテルミが抱きつく直前で飛び降りた
▼陽月はいきなりのことでテルミと一緒に倒れた
陽月:っ・・・君、大丈夫か?
テルミ:ああ、すまない・・・
▼顔が近い
▼テルミは衝動的に、陽月の唇にキスを落とした
▼双子は予想外だったことに少々目を見開いているが、クスクス笑っている
ハクリュー:うふふふふふっ♪
ラプラス:ええどすなあ、お二人さん
▼ご婦人方は温かく見守っている
アウラ&アウル:ワタシ(ボク)たちの役目は2人の恋を成就させること・・・クスクスクスクス
▼陽月は突然のことで顔を赤くさせ、目を見開いた
▼でもすぐに目を瞑った
▼テルミは少し笑って陽月を抱きしめ、体を横にずらした。
テルミ:可愛らしいよ、陽月。ふふっ
陽月:ん・・・///
▼陽月は慌てて起き上がった
▼テルミも体を起こした
▼そして微笑んだ
テルミ:暇なら、隣で話さないかい?アウルとアウラも楽しんでいるようだし
▼テルミはちらりと双子を見て、そう言った
▼陽月は微笑み、小さく頷いた
▼その間中、双子が邪魔をしていたことは言うまでもない
ーーーー
紹介通り、恋愛要素濃い目のお話でした♪
陽空さんとのコラボって、ほんとマジで楽しいですよ?
きっと隣で私はバカのように笑っていたことでしょう。
まあ、こういうことなので、『残念な』少年になんざ、渡す気はさらさらないし、というより、あの家具のことは忘れたいです。
とにかく、2人の恋は成就させましょう!双子に任せれば、色々成就することでしょうね。
でわ、次の話からは少々アレ的な話ですが、お付き合いお願いします。
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