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真心文庫
興味津々 (絆&爽)★
ある日のこと。


爽「・・・なあ、絆?」

絆「なに?爽くん。」

爽「・・・・・あのさ・・・・」

絆「うん?」

爽「お前が前に話してくれた『獣聖』学園?」

絆「うん、『聖獣』学園ね^^何で逆になるのか分からないけど;」

爽「まあ、その聖獣学園?ってとこでさ、お前が何を見てきたのか、もうちょっと教えてくれないか?」

絆「?何で?」

爽「やっぱ、お前らにさ、仮にも学校っていう場所を何でそんなに『楽しい』って思わせるのか、知りたくてよ。
一体、俺たちの通ってた場所と何が違うのかっていうのがいまいち、まだよく分からなくてよ。
俺は行く前に、どんなやつらが揃ってるのか、知りたいんだ。
(万が一、絆がまた同じ目に遭うことになっても、俺が身体張って守れるように)」

絆「うん!いいよ!あたしも学園の話するの、本当はすっごく嬉しいんだ!!だって、本当に楽しい場所だから!!!」(笑顔)

爽「・・・そうか。」(微笑み)

絆「えっとね、えっとね、まず最初に学園に不法侵入して、で、警備員さんとかK.O.させて、走って逃げて、立派な建物の中に突入して、
会長さんと副会長さんに出会って、その後、夜も遅かったからわざわざ学園に泊めてくれて、それで、炎精組の可愛い女の子呼んでもらって、
その子に案内してもらった後、寮にお泊りして、次の日から仮入園して・・・
ここまでは大丈夫?」

爽「ああ。」

絆「それで、炎精組の3人の女の子たちに案内されて、朝ご飯食べて・・・
そういえばね、その朝ご飯食べてた時にね、他の人たちが勝手な噂だけで陽月ちゃんにひどいこと言ってたの!
すっごくひどくて、炎精組のこともひどく言って、それでバカ笑いとかして、でね・・・・」

●絆は延々と愚痴る。

爽「わったわった;そいつらが悪いってことは分かったから、先の話をもう少し詳しく教えてくれ?;」

絆「ご、ごめんね;つい・・・。えっと、まあ、その朝ご飯の後、教室に案内してもらったの、言ったよね?」

爽「確か、教室入ったら、男が2人いたんだろ?」

絆「うん。それで、1人、爽くんみたいな男の子がいたの。でも、性格とか格好とか顔とかは全然違うよ?
えーっと・・・考え方って言うのかな?うーん・・・何となく似てるの。
どこがって訊かれたらちょっと分かんないけど、とにかく、どこか似てるの。」

爽「んで、その何となく似てるってやつがどうかしたか?」

絆「その人がね、陽月ちゃんにバトル、申し込んだんだよって話も知ってるよね?」

爽「そのバトル、もう少し詳しく教えてくれ。」

絆「えっと、確か、陽月ちゃんね、あたしを庇って、バトルしたの。」

爽「庇う?・・・。っ・・・!まさか、お前またっ・・・!」

絆「違うのっ!違うの爽くん・・・。その人は悪い人じゃないよ。逆に、優しいの。でも、素直じゃないって言うのかな?
陽月ちゃんが普通に言ってもバトルを受けないって感じたみたいだから、魔女って言ったの。
それにあたしが怒って、で、ちょっと口喧嘩みたいになっちゃって、それで、あたしはちょっときついこと言われて、陽月ちゃんが・・・」

爽「・・・・・。(俺はまた、白夜に・・・絆を庇われちまったってことか。俺はまた、何も出来なかった・・・。)」

絆「それで、陽月ちゃん、目が高石くんのときと同じような目になって、バトル受けたの。陽月ちゃんは最初にムウマージのストレーガを出して、その人はフライゴンを出したの。
どっちも引かない状態でお互い互角に戦ってたの。そのバトルは3匹戦だったんだけど、お互い、残り1匹になったの。」

爽「っ・・・・?!白夜のポケモンは?」

絆「え?」

爽「だから、白夜のその3匹は何だったんだ?」

絆「え?え、ああ、えっと、ムウマージのストレーガ、クレセリアのルナ、ダークライのスコトスだよ?」

爽「クレセリアだと?」

絆「うん。でも、月の光使って、自分の体力削って、で、倒れちゃったの。その後、月の光で回復したストレーガが出て、
それで、道連れで向こうのポケモンも一緒に戦闘不能にしたんだよ。」

爽「スコトスは?」

絆「スコトスはその最後の1匹。向こうの最後はバンギラス。それで戦ってたんだけど、途中であたしが止めちゃって・・・
陽月ちゃん、何だかバトルしてるとき悲しそうだったから、思わず止めちゃって、それで、結局勝ち負けは決まらなかったの。」

爽「・・・・・ふーん。そんなやつがいんのか・・・。」

絆「うん。他にもすごい人、いるよ。あの学園には、いっぱいいる。いい人も、すごい人も。」

爽「で、そこのセンコーって、どんなやつだ?」

絆「え?センコー・・・?ああ、先生ね。炎精組の担任の先生しか知らないけど・・・いい人だよ?」

爽「へーいい人ねー。本当にそうなのか?」

絆「うん、いい人。ちょっと、先生って認めたら負けかなー?って思うけど、いい人だよ。」

爽「・・・・・・今はそういうことにしておくか。
(『今は』な。俺はセンセーとか担任とかいう見て見ぬ振りするのが仕事のやつらなんざ、端っから信用しない)」

絆「・・・?」

爽「そんなやつがいんのかー・・・。へー・・・。なるほどな。」

絆「どうかな?」

爽「興味はある。だが、俺は特に学校だと寝てることしかしねぇけどな。」

絆「いや寝ちゃダメだよ。」

爽「ふーん・・・『獣聖』学園なー・・・」

絆「いやだから『聖獣』だって;覚えにくい名前じゃないでしょ;爽くん、もしかして今、眠いの?」

爽「ああ・・・眠いな・・・つーことで・・・」(バタッ)

絆「ああ!爽くん起きて!こんなところで寝ないでよー!!」

爽「・・・・・・。
(聖獣学園炎精組・・・か。上等じゃねぇか。学校ってのが、俺や絆がいた学校とどう違うのか・・・見せてみやがれ・・・
何がどこまで信用できるもんなのか・・・な・・・)」(眠った)





ーーーー

ということで、陽空さんからのリクでした(*^^*)
久々のリクは、嬉しいです♪
冬が待ち遠しいなー・・・早く書きたいなー・・・
先輩に会いたいなー・・・(´・ω・`)ショボーン

というより、爽くん;
なぜに学園名を間違える;
ボケにも程があるよ^^;
陽空さん、ごめんなさい><

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あきゅろす。
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