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真心文庫
スコトスの憂鬱 (スコトス&ルナ)
ダークライのスコトスとクレセリアのルナの会話です。
ここではしゃべらせます。
気軽にどうぞ^^

ーーーー


スコトス「・・・・・。」

ルナ「スコトス、憂鬱そうね。」

スコトス「・・・・・・。」

ルナ「一体、どうしたの?あなたらしくないわね。」

スコトス「・・・・・・・ルナよ。」

ルナ「何かしら?」

スコトス「・・・我らの幼き頃の主人は・・・どこへ行った・・・」

ルナ「いきなり何?陽月ならここにいるでしょう?」

スコトス「・・・・・そうではない。」

ルナ「ならなに?」

スコトス「・・・・・・我の知る陽月は・・・笑顔の絶えない主人であった・・・・」

ルナ「そうね。」

スコトス「・・・・・・我と遊ぼうと声をかけるような少女であった・・・・」

ルナ「わたしたちポケモンにはいつだってそうでしょう。」

スコトス「・・・・・・・そんな少女は我らの力不足で心を閉ざした・・・・・」

ルナ「・・・そうね。」

スコトス「・・・・・・何も出来なかった・・・・・。」

ルナ「でも、今は違う。わたしたちは陽月に一生ついていく。陽月をこの身を犠牲にしてでも守り抜く。
それがわたしたちに出来る、陽月への恩返しよ。
わたしたちは本当ならどうしようもなかったポケモンたち。
でも、それを陽月が救ってくれた。
ならば、今度はわたしたちが救うほうよ。
それに今は絆という素晴らしい友達がいるのだから、陽月もよく笑うようになったし。」

スコトス「・・・・・・・・そうなのだが・・・・・・」

ルナ「何よ、まだ何かあるの?」

スコトス「・・・・陽月が笑うようになったのは喜ばしい・・・・」

ルナ「ええ、いいことよ。」

スコトス「・・・・・・愛を思い出したことも我としてはいい・・・・・・」

ルナ「それはいいわね。愛を思い出してくれたこと。
わたしも嬉しいわ。
それに相手の方はとても素敵な方でしょう?
本当に陽月を大切に想ってくれている。
陽月もあの方には素直で可愛いわ。
あんなに可愛い陽月を見るのは本当に久しぶり。
初めて男の人の名前を呼んでいたし、あの子、本当にあの方を愛しているのね。
ゾッコンよ^^」

スコトス「・・・・・・・・・それが我の憂鬱だ・・・・・」

ルナ「何よ?」

スコトス「・・・・・・陽月はあの男に笑顔を向けすぎではないか・・・・」

ルナ「不満があるの?」

スコトス「・・・・・・・・少女はまだ15だ・・・・・」

ルナ「だから?」

スコトス「・・・・・・・・・・男など早すぎる・・・・・」

ルナ「固いわね。陽月ももう15。お年頃よ。
恋愛の1つや2つ、いいんじゃないの?」

スコトス「・・・・・・・・・幼き頃の主人はそのようなことに現を抜かすことはなかった・・・・・」

ルナ「陽月も思春期があるわよ。ただそういうのを出してないだけ。
あの子、他人の下心とか自分に対する恋心に鈍感だし、
無防備だけど、あの方には一途よ。」

スコトス「・・・・・・・・・早すぎる・・・・・」

ルナ「あなた、どこの父親よ;」

スコトス「父親ではない、ポケモンだ。」

ルナ「いや、そんなこと分かってるわよ;ただ、あなたは陽月に過保護なの。」

スコトス「・・・・・我は陽月のポケモンとして主人を守るだけだ・・・・・・」

ルナ「陽月はあの方に任せなさいって;」

スコトス「・・・男に任せるなど出来るものか」

ルナ「どうしてよ?」

スコトス「・・・・・・・・やつは男だ、少女に何をしでかすか分からん・・・・・・」

ルナ「いやいやいや、そんな下心はないわよ;」

スコトス「・・・・・・・・例えなくとも我は男に任せることに肯定出来ない・・・・・」

ルナ「・・・やっぱり、あなた、父親ね。本能がもう父親よ。父性本能ね。」

スコトス「我はポケモンで父親ではない。」

ルナ「はいはい;分かったわ;ほら、陽月の元へ帰りましょう。」

スコトス「・・・・・・・・・。」



ーーーー

ということでした^^
スコトスは姿形はポケモンでダークライですが
心はお父さんみたいなポケモンですね。
可愛いです♪
ルナは良きアドバイサーですね。
スコトスはたまにルナに相談をするようです。
ポケモン界では敵対しているような2匹ですが
ここでは仲は良いようです。
というより、陽月ちゃん・・・・
どうやってこの2匹と会ったんでしょうね^^;

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