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SS集
SWポッケ村旅行の巻その二〜パセリ編〜(2009.9.19〜)
〜パセリside〜

パ:で、ええと…どうすればいいんだろ。

リ:まずはアシュリーちゃんに何が必要か聞いてみましょう。



料猫:にゃにゃ?食材集めを手伝ってくれるのかにゃ?

パ:うん、そのつもりだけど。

料猫:じゃあ、せっかくだからお願いするにゃ。今メモするからちょっと待ってるにゃ。

パ:はーい。…ねぇ、いつもは自分で取りに行ってるの?

料猫:そうでもないにゃ。オトモで暇してるのに頼むのが多いにゃ。……にゃ、書けたにゃ。場所はアップルが知ってるにゃ。じゃあ、頑張ってにゃ。

パ:えーっと、なになに……まずは野菜みたい、かな?

リ:そうみたいですね。アップルちゃん、場所、わかる?

闘猫:大丈夫にゃ!

パ:じゃあ、早速出発〜!



闘猫:ここで揃うにゃ。

パ:あれ、農場?ここって素材しか採れないんじゃ…

闘猫:人間はそうにゃ。でもアイルーは違うのにゃ。

リ:アイルーは違う?同じ場所なのに違うんですか?

闘猫:ちょっと違うにゃ、こっち来るにゃ。

パ:…あれ?こんなところに道、あったっけ?

闘猫:アイルー専用の道にゃ。人間には見えないし通れないにゃ。

レ:え、でも、見えてますけど…

パ:っていうか、それじゃあ私たち採りに行けないじゃん!

闘猫:あ、それは大丈夫にゃ。二人とも許可が下りてるから、特別に見えるし通れるにゃ。

パ:あ、そうなの…



パ:これで野菜はOK、と。次は…

闘猫:魚が近いからそこへ行くにゃ。でもその前に、一度家に戻った方がいいにゃ。

パ:そう?野菜ならそんなに邪魔じゃないけど…

闘猫:違うにゃ。村の外にでるから、その準備にゃ。

パ:あれ、養殖じゃないの?農場に魚いるのに。

闘猫:…あんな弾けたり爆裂したりする魚を食べるのかにゃ?

パ:うっ…それは…

闘猫:そういうことにゃ。じゃ、家に帰るにゃ〜。



パ:ええっと…武器はサンドフォールを持ってけばいいけど、服はどうしよう。アップルー!行き先って何処?

闘猫:密林にゃ。そんな強いモンスターはたぶん出ないにゃ。たぶん。あと、リリィもなんか武器があった方がいいにゃ。

リ:え、わたしも?

パ:強いのは出ないんでしょ?私とアップルで大丈夫なんじゃないの?

闘猫:「たぶん」って言ったにゃ。まぁ、念のためにゃ。

リ:じゃあ…これにします!(ぶぉんっ!)

パ:ひゃあっ!り、リリィさん!?

リ:あ、ごめんなさい、パセリちゃん。

パ:い、いや、あ、うん、それはいいんだけど…

闘猫:ブラックブレイドなんてもってたんだにゃ、ご主人様。

リ:ブラックブレイド、っていうの?

闘猫:そうにゃ。農場の洞穴にある巨大な黒剣の破片から作った大剣にゃ。

パ:…あのー、リリィさん?そんな大きい武器で大丈夫?

リ:大丈夫です。それに、いつもレイトの戦いを見てましたから、剣の使い方はわかります。

パ:レイト大剣じゃなくて片手剣じゃん!

闘猫:まぁ、念のためだし、振れれば大丈夫にゃ。

パ:そうかなぁ…



闘猫:ついたにゃ!ここで釣るにゃ。

パ:密林の砂浜、だよね。

リ:きれいな砂浜ですね。

闘猫:そうにゃ。ここは狩りの時に来る密林とはちょっと違う場所にゃ。だからモンスターもそんないないにゃ。

パ:ふぅん、そうなんだ。

闘猫:釣り竿は用意してあるから、バンバン釣るといいにゃ。

パ:そーいうことなら。よーし、釣るぞー!

リ:どんなのが釣れるの?アップルちゃん。

闘猫:えーと、だにゃ…。

パ:あっ!さっそく来たよっ!

闘猫:早いにゃ!入れ食いだにゃ!

パ:ええーいっ!

ざばあっ!

リ:わぁ、大きいのが釣れましたね。

闘猫:…こんなのが釣れるのにゃ。じゃあ、この調子でどんどん釣るにゃ!

パ・リ:おー!





リ:大漁ですねー。

闘猫:これだけあれば大丈夫かにゃ。

パ:あ、じゃあ、これ釣ったら終わりにするよ、っ!?

闘猫:どうしたにゃ?

パ:な、なんか凄いのがかかったみたいっ!

ざっぱあああん!

リ:きゃあっ!

闘猫:にゃにゃにゃ!ガノトトスだにゃー!

パ:うっそお!

闘猫:まずいにゃ、敵と見なされてるにゃ!

パ:戦うしかないってことよね。

闘猫:今仲間を呼ぶにゃ!ぴぃーーーーーーーーっ!

?:にゃにゃっ!

??:どうしたにゃ!

闘猫改めアップル:カクはその魚を持ってくにゃ!エルグは一緒にあれを倒すにゃ!

カク:わかったにゃ!

エルグ:それじゃ、突撃にゃ!

リ:わ、私も戦います!

パ:ちょっ!リリィさんは無理!ブラックブレイドで魚竜はマジ無理だから!

リ:えっ!?でもっ!

パ:どうしても戦うなら村に戻ってボウガン持ってきて!それなら何とかなるかも!

リ:は、はいっ!

ア:カク!リリィさんも連れてくにゃ!

カ:にゃにゃっ!



ガンガンガンガンガン!

パ:うわー、怒ってるよ…

ア:でも釣り上げダメージ入ってるにゃ。早く倒して次の食材を取らなきゃにゃ。

エ:にゃにゃっ!

バチバチッ!

ガノ:ぶるああああああ!

パ:ちょっ、それ違う!それ違うから!まずいってそれは!




-take2-

エ:にゃにゃっ!

バチバチバチッ!

ガノ:グオオオオン!

ア:効いてるにゃ!電気が弱点にゃー!

パ:じゃあ電撃弾だね!(ガゥン!ばちぃっ!)

ガノ:グォン…(ビシュウウッ!)

ア:うにゃっ!

エ:アップル!大丈夫かにゃ!

ア:まだ行けるにゃ!

パ:えええい!(ガゥン!ガゥン!ガゥン!)

ガノ:ぎゅおおおっ!

ばうん!

パ:うわあっ!

エ:海に潜るにゃ!

ざっぱぁーん!

パ:あ、この隙に逃げたりとか…

ア:無理だにゃ。

ざばっ!

ガノ:グォン…(ばしゅうううううっ!)

パ:きゃあっ!

エ:なぎ払いは凶悪だにゃ…

パ:でも当たらなければ!

ア:爆弾を食らうにゃ!

どがあああん!



リ:パセリちゃん!大丈夫?

パ:リリィさん?って!それはボウガンじゃなーい!

リ:えっ、でも、弾が…

パ:それはガンランス!よく見て!穂先があるでしょ!

リ:あ、あら…

パ:あらじゃないよ〜…

ア:そろそろまた上がってくるにゃ!

カ:ボクも参戦するにゃ!早く倒しちゃうにゃ!

ガノ:ぐおぉぉおん!

ざっぱああん!

パ:来たっ!

エ:もうだいぶ弱ってるにゃ!

パ:よぉし…あ、リリィさんは隠れててね。その武器、かなり玄人向けで危ないから。

リ:はい……。



ガノ:ぐぉぉぉぉん……

ばうん!ざっぱーん!

パ:あっ!また水中に――

エ:………にゃ、逃走したみたいにゃ。

パ:え?

リ:逃走…ですか?

エ:だいぶ削ったからにゃ…今のうちに逃げるのがいいと思うにゃ。

パ:うーん…せっかくここまで戦ったのに…

ア:ここで追撃してたらご飯に間に合わないにゃ。早く次の食材を取りに行くにゃ。

パ:むー…そうだね。じゃあ、次はなに?

ア:肉にゃ。

パ:………なんか嫌な予感。一回戻った方がいい?

ア:その方がいいにゃ。弾補給もしてくるにゃ。

パ:やっぱり……

リ:えっと……どういうことなんですか?

パ:行けばわかるよきっと。じゃ、一旦戻ろー。





パ:準備オーケーだよ。次の場所は?

ア:雪山にゃ。ポポを狙うにゃ。

リ:ポポ…って、なんですか?

パ:雪山にいるマンモスみたいの。食用。

リ:え、ってことは…

パ:狩りだね。リリィさんも今回はちゃんとボウガンを持ってもらったし、そんな大変な相手じゃないし、大丈夫だよ?

リ:パセリちゃんがそういうなら信じますけど…

ア:あ、そうにゃ。寒いからホットドリンクは忘れちゃダメにゃ。

パ:わかってるよ。それじゃ、早速出発ー!



パ:リリィさん、あれがポポだよ。オーケー?

リ:わぁ、大きいですね。

パ:大きいけど、草食で大人しくて臆病だから、狩るのは難しくないよ。

ア:でも、子連れには要注意にゃ。母は強しにゃ。

パ:ええと、あとはライトボウガンの使い方だけど――



パ:――そんな感じで。

リ:ええと、だいたいわかりました。

ア:じゃあ、実戦開始にゃ。剥ぎ取りはこっちでやるから、とにかく撃って倒すにゃ。

パ:うん!

リ:はい!



パ:こんなもんでいいかな?

ア:そうだにゃ……あとポポノタンが一つほしいにゃ。

リ:じゃあ、あと一頭ですね。

ア:…む、ちょっと待つにゃ。

パ:え?どうしたの?

ア:…やばいにゃやばいにゃ、一旦ベースに戻るにゃ。

リ:え、でも、あと一頭ですし…

ア:それどころじゃないにゃ!ティガレックスが来るにゃ!

パ:えっ!…マジ?

ア:大マジにゃ!ベースにいれば見つからないから、早く逃げるにゃ!

パ:う、うん、わかった!

リ:よくわかりませんけど…とりあえず従います。

ア:急ぐにゃ〜!



ア:ふ〜、間に合ってよかったにゃ〜。

リ:それで、「ティガレックス」というのは…

ア:今さっきのエリアに飛んできてるにゃ。そこから見えるから見てみるにゃ。

リ:ここですか?…

ゴオオオオオッ!

リ:きゃっ!?

パ:うわー……凄い声だねー。

リ:あ、あれがティガレックスですか…

パ:うん。どう考えても私たちじゃ勝てないよね。あ、ポポ喰ってる。

ア:うにゃ〜、仕方ないにゃ。ポポノタンは諦めて次に行くにゃ。もう時間ないから急ぐにゃ!

パ:え?時間ないって…

ア:次の乳製品は村周辺じゃ作ってないから、行商に来たのを買うしかないにゃ。週に一回しかこないから買い逃したら大変にゃ。だから急ぐにゃ!

リ:そ、そうですね!

パ:じゃ、長居は無用って事で!




ア:な、何とか間に合ったにゃ…

パ:危なかったぁ〜…

リ:本当、もう帰るところでしたものね。

パ:ま、何はともあれ乳製品もおっけー、と。あとは?

ア:んにゃ?これで一応終わりにゃ。あとはキッチンの連中に任せるにゃ。

リ:あ、終わりですか…

パ:よーし、これであとはおいしい晩御飯を待つだけだね!

ア:だにゃ。

リ:ところで…ジェンクとレイトはまだかかるのでしょうか。

パ:あ……そうだった。流石に晩御飯までには何とかなると思うけど…。

料猫:大丈夫にゃ。二人が帰るまで料理作らないにゃ。

パ:え゛。

ア:って事はもしかして、帰るまでお預けかにゃ?

料猫:…個別には作れないから、そうなるにゃ。

パ:ええーっ!そんなぁ…

リ:まぁまぁ、パセリちゃん、早く帰ってくるかもしれませんし。

パ:うー、それを祈るしかないかぁ。



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