SS集
SWポッケ村旅行の巻その二〜ジェンク編〜(2009.9.19〜)
〜ジェンクside〜
ジ:…で、詳しい状況を聞きたいんだが。
砦部隊長:ああ。現在砦の東で他のハンターたちが交戦中だ。だが、元々その程度で止めきれる相手じゃない。シェンガオレンは
若干スピードを落としたものの、いつものルートで向かってきている。
ジ:…2匹いるって聞いたが、本当か?
隊長:本当だ。2匹連なって来ている。現在は攻撃を集中させて、到達前に1匹、砦のスパイクでもう一体の撃破を考えている。
ジ:了解。じゃあ俺たちは、いつも通り南東側から後退しつつ迎撃するよ。
隊長:そうしてくれ。現在交戦中のハンターも合流するはずだ。
ジ:了解。よし、レイト、行くぞ。
ジ:レイト、今回の相手は洒落にならんデカさだ。攻撃は足を狙え。転倒させれば近接でも弱点に届く。
レ:わかりました。…ジェンクさん、おそらくなんですけど、僕の剣、本来の威力出ませんよ?
ジ:だろうな、世界補正かかってるから。まぁ、それでも十分戦えるだろ。
レ:ええ、まぁ…
ジ:ほら、他のハンターもいるんだから、この話はここまでだ。そろそろ来るぞ。
ハンターA:来たぞ!爆弾をセットしろ!
ハンターB:こっちは完了だ。
ハンターC:こっちもOK。ジェンク、点火を頼んでいいか?
ジ:わかった。
A:爆破したら剣士は足へ突撃、ガンナーは後ろに回って殻を砕け!ただし、今回はもう一匹後ろについてるから、気をつけろよ!
一同:応!
ジ:3…2…1…ファイア!
ガウンッ!ドドドドドゴオオオォォン!!
A:よし、総員突撃ー!
一同:おおおおおおおっ!
B:せいっ!
ガスン!ガスガスッ!
C:はい退いた退いた!退かないやつは吹っ飛ばすよっ!
ぶおんドゴオッ!
レ:はああああっ!
ガギッ!ガッ!ガシュウッ!
ジ:よーし、俺らは貫通弾で殻を撃つぞ!狙いは竜頭の舌辺り、殻の奥に弱点があるからそこをに貫通するように撃て!
ハンターD:わかってるって。んじゃま、食らえや!
ドゥン!ドゥン!
ハンターE:流石、ヘビィボウガンは威力が違うな。
ジ:だな。こっちは軽い分弱いからなぁ。
D:喋ってないで撃ってくれよ!
E:そうだな、っと!
ガウン!ガウン!
ジ:食らえっ!
ガンガンガン!
A:2匹目が来てるぞ!気をつけろ!
ジ:うおっ!?…あっぶねぇー。
E:しかし、やっかいだな。後ろを気にしながら戦わなければならないのは。
D:ちょっとズレても簡易照準でぶち込むか。
ジ:慣れないが、その方がいいかもな。
レ:くっ!かったいですねぇ!
A:切れ味が落ちたら後退しろ。どうせこいつ等は俺たちなんて眼中にないから、下がって研ぐ時間は十分ある。
レ:ええ、そうさせてもらいます。じゃ、ちょっと任せますね。
A:ああ。では…(♪〜♪〜♪〜)
B:(シュイン!)っ!
C:(シュイン!)笛か!サポート遅いよ!
A:すまないな、指揮中は吹けなくて、なっ!
ぶぉんっ!ドガッ!
レ:…へぇ、あれ、笛だったんですね。下手なこと言わなくてよかった。
ん?あれは…
E:ちっ!そろそろ橋だ!
ジ:立ち上がられると下からじゃ遠くなるな。中段まで登るか?
D:いや、別に下からで十分だろ。
ジ:そりゃおまえはヘビィだからな。
D:そーじゃなくて、よく見ろよ。援軍が来てんだろ。
ジ:え?
E:…あれか。橋の上に何人か見えるな。
ジ:橋の上かよ…酸でやられたりしないだろうな。
A:立ち上がるぞ!動きが変わるから、気をつけろ!
C:つっても、こっちのやり方は変わらないけどね〜
ジ:やっぱり位置が高すぎる!
D:そうか?十分行けるぞ。
ジ:そりゃおまえだけだ!俺らは通常弾で足狙いに切り換えるぞ。
E:妥当だな。(ガチャッ)
レ:あれ?甲殻の口が…?
B:おい、酸を吐くぞ。うまくかわせよ。
A:ん!?あいつら、あのままじゃ直撃を食らうぞ!
D:おいおい…あれ?上にいるのはガンナーだけじゃないのか?
E:みたいだな…見る限り剣士系…ガンランスに大剣か?
キュイィィィィィン…
A:酸を溜め始めたか…今から逃げても間に合わないな。
レ:いえ…どうも逃げるつもりはないみたいですよ?
C:あ、ガンランスが前に出てきた…一点集中型のV型陣形?
B:ってことは、竜撃砲で真っ向から打ち破る気か…
ハンターF:ねぇ、ホントに大丈夫かな?
?:ああ。だから、さっき言ったとおりに動いてくれよ。
ハンターG:あんたに賭けるぜ、旦那!
キュイィィィィィン…
?:来たな…竜撃砲、スタンバイ!(キュイィィィン…)
ハンターH:陣形動くよ!
ハンターI:こっちは準備オーケーだ。
?:じゃあ、後は手筈通りに…
ィィィン……ドオォン!!
H:来たっ!
I:即席チェーンマインだ!食らえっ!
ドガォン!
H:私たちも行くよっ!(ドウン!)
F:うんっ!速射徹甲榴弾、発射!(ガゥンガゥンガゥン!)
?:準備は整った…竜撃砲発射!
ズドガアァァァ!ドン!ドン!ドドドドドォォォン!
G:よっしゃ相殺したっ!突撃するぜっ!
H:私たちも行くよっ!
F:う、うん!
I:俺はこのまま下に降りて殻を狙う。
?:わかった。こっちも仕掛けたら合流する。
ジ:本当に酸を吹き飛ばしやがった!
E:竜撃砲だけでは威力が足りないと思っていたが、それを徹甲榴弾でカバーするとはな。
レ:皆さん甲殻内に入りましたよ。
A:よーし、ガンナーは奴等を撃たないように気をつけてくれよ!
D:わかってるっつーの。
B:そろそろ体が降りてくる。真下にいると潰されるぞ!
ずずずずずずぅん…
G:うおっとぉ!?
H:なにやってんのよ…
F:わわ、大丈夫ですか?
?:三人とも、急がないと巻き込まれるぞ!
I:皆下がれ!爆発するぞ!
ズドドオオオォォォォン!
B:時限式の爆弾か。しかもあれなら甲殻と弱点の両方にダメージが通る。
A:よし、甲殻が割れた!奴が伏しているうちに弱点へ潜り込め!
ジ:そろそろ次のエリアに入るぞ。
A:甲殻内のやつはそのまま攻撃、それ以外はベース経由で次のエリアにはいる!
レ:それにしても…ガンランスはあなたでしたか、ラッセルさん。
ラ:ああ、久しぶりだな。まさかこのタイミングでいるとは思わなかったが。
ジ:まぁ、俺たちもまさかこのタイミングでこんなことが起きるとは思わなかったからな。
レ:それにしても…よくあんなこと思いつきましたね。
ラ:あ?ああ、あれか。まぁ、前に似たようなことをやったことがあってな。
レ:へぇ…
ジ:なぁ、一匹目はどこで倒すつもりだ?
A:次のエリアで潰したい。後ろも相手しないと行けないからな。
H:…もうさっきみたいなことはしないからね。
F:う、うん、怖かったし。
E:となると、最終エリアのスパイクまでにどれだけ削れるか、だな。
D:考えててもしょうがねーだろ。まずは最初のを倒そうぜ。
I:ああ。…そろそろ来るぞ。
F:見えたよ!
A:弱点には仲間がいる。ガンナーは貫通弾を控えて、甲殻内に当たらないように気をつけろ!
ラ:剣士は足を狙うぞ。ダウンさせれば後ろの足止めにもなる。
一同:応!
D:っの野郎、まだ倒れねぇのか!
ジ:もうだいぶダメージ与えてるはずなんだがなぁ。
A:いや、動きはかなり鈍っている。次のダウンが勝負どころだ。
C:でえええいっ!
どごおおん!
I:崩れるぞ、下がれ!
ズズゥゥゥゥン…
A:よし!総員突撃だ!これで仕留めるぞ!
一同:応!
G:討ち取ったぞー!
ワアアアアッ!
A:浸ってる時間はない。次が来てるぞ!
ラ:剣士はまた足攻撃に戻れ!砦までにできる限りダメージを与えろ!
ジ:ガンナーは貫通弾に切り換えて弱点を狙うぞ!弾の続く限り打ち続けろ!
A:そろそろか…よし、今から砦前の攻防に向けて二手に分かれるぞ!
E:二手に?どうするつもりだ?
A:剣士は一旦拠点に戻り、補給をして先に砦前へ行く。そのときに、併せてバリスタと大砲の弾の移動をする。
ジ:ガンナーはどうする?
A:エリアぎりぎりまで攻撃を続けてくれ。そのあとで自分の補給だけして来てくれればいい。
では、散開!
レ:補給はOKです。
A:よし、それじゃあ、バリスタの弾と砲弾を運ぶ。
C:バリスタは大きくないから、あたしが持ってくよ。
ラ:砲弾は俺と…
A:俺が持とう。二つ持って行けば十分だろうから、他はイーオスを牽制してくれ。
レ:了解です。
G:じゃあ、さっさと行こうぜ。俺が露払いしてやるよ。
A:頼む。では、出発!
ジ:うっし!それじゃあまずは……もう殻は割れてんな。だったら火・雷属性弾で弱点を狙い撃つんだ。
F:はいっ!
D:引き続き貫通弾じゃ駄目なのか?
ジ:駄目じゃないんだが……砦戦闘用に温存しておきたいんだ。
E:なるほど…了解だ。
H:行くよっ!(ガンッガンッガンッ!)
ドドドンッ!ボボオッ!
F:私も行きますっ!(ガゥン!ガゥン!)
ドンッ!バチバチッ!
I:俺は属性弾が撃てない…通常弾でいいか。
D:徹甲榴弾でいいんじゃねえの?火ダメ通るぜ。
ジ:徹甲榴弾は温存しといてくれ、砦で使う。通常弾と、あ、もし拡散弾持ってたら今使っちゃってくれ。あれは近接がいると使えない。
I:了解した。(ドウンッ!)
ドンッ…ドウドウドウッ!
ジ:よし、この調子でぎりぎりまで殴るぞっ!
一同:応っ!
A:……よし、来たぞ。
レ:なんとしてもここで仕留めねばなりませんね。
B:ああ。
A:奴の進行は止まらん。後退しつつ攻撃を続けて、少しでも歩みを遅らせろ!ガンナーが配置につくまでは持たせろよ!(♪〜♪〜♪〜♪)
シュイイン!
G:サンキュー!でも、ダメだぜ隊長さん。
C:そうそう、ガンナーの出番をなくす気でいかないと!
ラ:言ってる間に敵さんは目の前だ。攻撃開始!
ジ:補給O.K.?
I:ああ。
E:待った。砲弾を少し持って行かないか?
H:なんで?砲弾は剣士連中が持ってったでしょ?
E:ああ、だが、余裕があるなら多めにほしいだろう?ただでさえ時間がなくて削れてないんだから。
I:ふむ…一理あるな。だが、できるか?ガンナーではイーオスを押し返すのはなかなか難儀だぞ。
ジ:そうだな……押し返すなら、飛んだ瞬間を狙うことになるからな。精密射撃が苦手なやつはいる?
D:俺は無理だ。そういうのはどうも性にあわねぇ。
H:あたしも。
ジ:んじゃあ、その二人で運んでくれ。残りはイーオスを押さえる。砲弾は落としたら即アウトだから、気をつけろよ。
D:おう。
H:はいよ。
ジ:そいじゃま、行きますか。
A:ガンナーはまだ来ないか!
ラ:いや、来たみたいだぞ。
ジ:ヘビイの二人は据え付け型も頼む!ライトは中段から貫通か徹甲榴弾で撃ちまくれ!
D:応よ!まずは大砲、いっくぜぇ!
どごおん!どごおん!
I:撃ちきったらバリスタ行くぞ!
D:ああ!
F:徹甲榴弾、いきます!(ガゥンガゥンガゥン!)
H:あたしもっ!(ドゥン!)
E:じゃあこっちは貫通弾かな。(ガウン!ガウン!)
ジ:貫通弾は弱点を狙えるぞ!いけっ!(ガンガンガン!ガンガンガン!)
A:援護が来た!もう一息、こっちも全開で行くぞ!
C:当然!(ぶぉんっ!どごおっ!)
G:うおりゃあっ!(ぐぐっ…ぶんズドンッ!)
ラ:まったく、暑苦しいな…
レ:そうですねぇ…ラッセルさんは武器が既に熱いですけど。
B:ああ。難易度の高い浪漫砲を見事に使いこなしているしな。
ラ:…ガンランスで竜撃砲だ。無駄口叩いてないで敵を叩け。
B:ああ…了解。
レ:それでは、やりますか。
A:よし、もう一息だ!スパイクの用意は?
I:大丈夫だ。あとは合図があればいつでも行ける。
A:わかった。総員、正面から離れろ!やつを門前まで押し込むぞ!
B:了解だ。
ジ:ボウガン部隊は前足を狙うぞ!
F:前足ですか!?それじゃあ進行を止めちゃうんじゃあ…
ジ:大丈夫だ、一応策は通してある。
H:よくわかんないけど、全開でやっちゃっていいんだね?
ジ:当たり前だ、両前足を崩しちまえ!
A:剣士部隊は中足を崩す。前足と合わせて崩れるように、可能なら前足にも攻撃してくれ!
C:また難しいことを言うね…
レ:ま、こういう事態は慣れてますし、できる限りやってみますか。
ラ:俺は手筈通り動く、頼むぞ。
G:手筈?
A:説明してる時間がない、とにかく行くぞ!
ジ:ストップ!…あと数発で崩せるな。そっちはどうだ?
A:こちらはいつでも行ける!
ジ:ようし…両足を同時に崩す!タイミング合わせろよ…3…2…1…ファイア!(ガゥン!ガゥン!)
E:とっておきの徹甲榴弾だ。喰らえ!(ドォン!)
F:ええーいっ!(ガァン!ガァン!)
H:全弾ぶち込むよっ!(ドゥン!ドゥン!ドゥン!)
ドドンッ!ドドンッ!
A:こっちも崩すぞ!(ぶぅん!ドゴッ!)
B:了解!(ザシュザシュッ!)
C:崩れちゃえーっ!(ブンブンブン…どごおおん!)
G:うらあっ!(ぐぐっ…ズガァン!)
レ:これで…っ!(ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!)
ず、ズズズゥゥゥン!
ラ:手筈通り……竜撃砲、発射!
ずがああああああん!
A:よぉし!スパイク起動!
I:これで…終わりだ!
ザガシュウッ!ズギャラララッ!
レ:終わった…んですか?
B:……ああ、終わったようだな。
A:討伐完了!一度ギルドに戻るぞ。
ジ:りょーかい…はぁ、ストック弾ほとんど撃ち尽くしたぜ。
レ:かなりの耐久力でしたからね。攻撃してこないのが幸いでした。
H:あいつらはなんでか知らないけど砦にしか興味がないみたいなんだよね。たから、直接侵攻の邪魔になる柵とか岩は壊すんだけど、あたしらには目もくれないワケ。
F:それでも、あれだけしつこく攻撃してれば攻撃してくるはずなんだけど…
ジ:確かにそれは俺も気になってたんだが…
A:それについては調査隊がでるようだから、あとで何かわかるだろう。
ジ:そうなのか?
A:ああ、本来単独行動をするはずのシェンガオレンが2匹同時に動いている時点で既に異常だからな。何時でも動けるように待機してたらしい。
ジ:それじゃあ、その辺は調査隊に任せて、俺らはさっさと帰りますか。
レ:ですね。
〜集会場〜
ジ:よーし、報酬も貰ったし、帰るか。
A:あ、ちょっと待ってくれ。えーっと、二人は…
ジ:プリキュア?
レ:この世界でわかるネタじゃないですよそれ…
A:…ああ、あったあった、ジェンクにレイト、で、合ってるな?
ジ:あ、ああ、そうだけど。
A:明日、このクエストの打ち上げをやろうと思うんだが、参加しないか?
レ:打ち上げですか。
A:ああ。天気もいいようだし、密林のエリア10でバーベキューでもやるつもりだ。
ジ:そうだなぁ…連れがいてもいいか?
A:構わない。どうせみんな誰かしら連れてくるだろうし。
ジ:わかった。それじゃあ参加するよ。
A:了解。じゃあ、これを渡しておく。
レ:名簿、ですね。ご丁寧に写真付きの。
A:結局自己紹介もできてないからな。顔と名前で一致できるだろう。
ジ:サンキュー、えっと…
A:アクスレィだ。
ジ:ああ、アクスレィ。明日は現地でいいのか?
A:一応ここに集合することにしている。
ジ:わかった。それじゃな。
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!