[携帯モード] [URL送信]

SS集
ポッケ村でハンター体験の巻(2009.4.13〜)
ジ:片手剣使いやすいけど、まだ慣れないな…

パ:あれ、ガンナーやめるの?

ジ:両方使うんだよ。

レ:何の話ですか?

ジ:モンスターハンターポータブル2ndG(MHP2G)の 話。今までライトボウガン一筋だったんだが、さすがに、な。

パ:ライトボウガンはガンナーだから、ソロの時少し辛いらしいよ。

ジ:自分の腕も多分にあるがな。

レ:へぇ、じゃあ何にするんですか?

ジ:さっきも言ったが片手剣だ。とりあえずドスバイトダガー作った。

レ:ええと…(攻略本読込中)あれ、そんな強い武器じゃないですね。

ジ:まだ序盤だからな。村クエもやっと☆3に入ったところだし。……せっかくだから、ちょっと行ってみるか?

パ:行くって、どこに?

ジ:ポッケ村に。

パ:え、えぇ〜、危なくない?

ジ:大丈夫だって。死んでも生き返るし。

パ:それは大丈夫とは言わない。

ジ:それに、いざとなればレイトもいるしな。

レ:僕ですか?

パ:あ、そーか、強いんだっけ?見たこと無いけど。

レ:いえいえ、それほどのものでは…

ジ:んじゃ、決定な。明日行くことにするから準備してこいよ。

パ・レ:はーい。






ジ:ようし、皆の者、準備はいいか?

レ:皆の者、って、三人しかいないんですが。

パ:しかも本人あわせて(笑

ジ:…ノリ悪いなあもぅ。

レ:それより、何でこんな厚着なんですか?もう日差しも強くて暑いんですが。

ジ:そりゃ、行けばわかる。

パ:レイトはMHP2Gやったことないんだよね?

レ:そうですね。あまりゲームはやりませんから。

ジ:ま、グダグダ言ってないで行こうか。



〜図書館・地下七階〜

ジ:よし、ちょっと待ってろ。

パ:ねぇレイト、これって前回と同じ扉だよね?

レ:ああ、実はですね、この扉はいわゆるどこでもドアみたいなもので…

ジ:一応行き先をセットしないと行けないし、世界毎に扉の出口は決まってるけどな。

パ:ふぅん。

ジ:さて、セットしたし…開けるぞ?

パ:いいよ〜

レ:はい。

ジ:よっ…と。

ガチャ、びゅおおぉぉー!

ガチャ

ジ:………

パ:………

レ:………吹雪ですか?

ジ:どうやら雪山に開いてるらしいな、扉。

パ:………えー



レ:……で、行かないんですか?

ジ:いや、行くよ。吹雪がやむまで待ってたらいつになるかわからんし。

パ:でも雪山ってことは、モンスターいるよね。私たち武器無いよ。

レ:それなら大丈夫ですよ、ほら(ひゅおっ!)この通り。……あれ?どうしました?

パ:あ、ああああ

ジ:『あんたのことなんか何とも思ってないんだからねっ!』…とか?

パ:違うわっ!レイト!刃物出すなら周りよく見てよ!

レ:え?…あ、すいません、前髪切っちゃいましたね。

パ:それどころか危うくメザシになるとこだったわよ!

レ:あ、それは大丈夫です。刺さりそうだったのでちゃんと引きましたから。

パ:…ねぇジェンク、私、からかわれてる?

ジ:残念ながら天然だ。さ、グダグダやってないで行くぞ。

パ・レ:はーい。



ガチャ

びゅおおおぉ……

ジ:ふむ…景色からすると、どうも洞窟を抜けたあたりみたいだな。

パ:さ、寒ぅっ!ホットドリンク無いの?

ジ:あるわけ無いだろ。ここ来るの初めてなのに。

レ:掛け合いやってる暇があるなら早く降りましょうよこの山。

ジ:ああ、そうだ(ゾクッ)――っ!

パ:ね、ねぇジェンク、なんか嫌な感じが…

レ:……後ろに来てますね。なにやら大きいのが。

?:ゴオアアアァァアッ!!

パ:ティガレックス!?

ジ:噂をすれば何とやら…逃げるぞ。

レ:僕が少し時間を稼ぎます。

ジ:頼んだ。パセリ、行くぞ!

パ:う、うん。

レ:さて…(ひゅおっ)見たこと無い種は勝手が分からなくて困ります、ねっ!(ざしゅっ!)

竜:ガアアアアッ!

レ:うわっ!?…と、これは厳しいですね、怯みもしないとは。

竜:ゴオォォォオッ!

?:どけっ!

レ:!?

ズガァァッ!

竜:ガァッ!?!?!?

レ:効いた!?

?:あんた!とっとと逃げるぞ!

レ:あ、は、はい!






〜ポッケ村・自宅〜

ジ:いやー、丸腰で山歩くのって怖いな。

パ:ギアノスも危なかったけど、ランゴスタがグロいよ。

レ:ともあれ、無事に村に着けましたね。

?:ああ、なかなか強いな、あんた。

ジ:んで、さっきからいつの間にかパーティにいた君は?

?:お?ああ、挨拶がまだだったな。俺はラッセル、見ての通りハンターだ。

レ:ティガレックスを足止めする際に手を貸していただきまして。

ジ:そうだったのか、すまんな。

パ:ありがと〜。

ラ:いや、あんたらが気を引いてくれたおかげで俺も竜撃砲が使えたんだ。お互い様だ。

レ:ガンランスに竜撃砲…こちらの世界はなかなかユニークな武器がありますね。

ラ:ユニーク?何言ってんだあんた?

ジ:あー、いや、あんまり気にしないでくれ。こいつの住んでたあたりじゃガンランスはほとんど使われて無かったからな。

ラ:へぇ、そんなとこもあんのか。

ジ:(異世界から来た的な言動は慎め。説明するの面倒なんだから)

レ:(すいません)

パ:ところでジェンク、これからどーするの?

ジ:ん、そうだな。装備を調えてから集会場にでも行くか。

ラ:それだったら今日はもうやめたほうがいい。日も傾いてるしな。

レ:ああ、もうそんな時間でしたか。

ラ:さて、と。俺はしばらくはこの村の宿にいる。ここで出会ったのも何かの縁だ。困ったことがあったら力になろう。

ジ:ああ、ありがとう。

パ:いいひとだね〜。

レ:そうですね。…さて、明日に備えて準備でもしましょうか。

ジ:そうだな…






パ:で、私はどーすればいいの?

ジ:そうだなぁ…ライトボウガンでも使ってみるか?ほれ、サンドフォール。

パ:わっ!…あれ、意外と軽いね。

ジ:この世界の特殊概念だな。ゲームシステムの関係で、ライトボウガンは構えたままでも走れるくらい軽く感じる。

パ:ふぅん、そういうこと。

ジ:そういうこと。あ、レイトの剣は片手剣に分類されてるみたいだな。

レ:了解しました。

パ:あれ?ジェンクは何を使うの?

ジ:俺もレイトと同じく片手剣だ。ほれ、ドスバイトダガー。

レ:さて、それでは集会場とやらに行きましょうか。


〜オンライン集会場〜

パ:うわ、結構人がいるね。

ジ:そうだな。ハンターは皆ここでクエストを受けて食ってるわけだからな。

レ:ギルドみたいなものですか。

ジ:というかまさしくギルドだ。

受付:ハンターズギルド・ポッケ村出張所へようこそ!

ジ:…な?

パ:クエスト受けたいんですけど、どんなのがありますかー?

受:そうですね、ジェンクさんのハンターランクが2ですから、レベル4までのクエストが受けられますよ。

パ:…だって。どうするの?

ジ:2人とも、特にパセリはまだ慣れてないだろうから、一番簡単なのでいこう。

レ:となると、これですか?

受:レベル1「強敵、ドスギアノス現る!」ですね、3名様でよろしいですか?

ジ:ああ、それで。

受:それでは、クエストの達成をお祈りしています。

ジ:よし、それじゃ早速、行くか。

パ:おー!



〜雪山〜

ジ:さて、みんな、ホットドリンクは飲んだか?

パ:オッケーだよー。

ジ:よし、それじゃあ行こうか。目指すは昨日俺らが出てきたあたりだ。

パ:う、今日はティガレックスでないよね…?

ジ:確かこのクエストならでないと思うが…

レ:もし出ても何とかなりますよ。相手の動きはだいたい把握しましたし。

ジ:そりゃあ心強いな。

パ:あ、ジェンク、まだ使い方教わってない。

ジ:え、あ、そうか。まず弾のリロードがこうで……

パ:ふんふん。

ジ:――で、基本的に後方支援になるから、ちょっと離れたところから俺たちに当たらないように狙い撃ちをすること。弾は適当に使ってくれ。

パ:りょーかーい。

ジ:それじゃ、ちょっと練習だ。…デカいのがいるだろ?あれをしとめてみよう

パ:ポポだね。それじゃあ…えいっ!

ズガン!ズガン!ズガン!

パ:あっ!逃げる!

レ:せいっ!

ザシュッ!

獣:ごおおおお……

ずずぅん…!

ジ:ん、こんな感じだな。感覚は掴めたか?

パ:うん、大丈夫そう。

レ:それでは、改めて行きましょう。






〜オンライン集会場〜

パ:………

ジ:…まぁ予想通りだったが、あっさり勝てたな。

レ:あれでボスですか?

ジ:あれでも慣れないうちは苦労するんだよ。……ただまぁ、ソロでも辛くない相手だから、3人で行ったんじゃ楽勝だよなそりゃあ。

パ:もうちょっと強いの狙ってもいいんじゃない?

ジ:ふむ。…リオレウスあたりか?

パ:…狩れるの?

ジ:友人とやったら何とか。

パ:うーん…

ラ:お、あんたたちも来てたのか。

レ:ラッセルさん、こんにちは。

ラ:ああ、で、何かクエストを受けるのか?

ジ:まぁな。どれにしようかと思ってるところだ。

ラ:そうか……それなら、ちょっとつきあってくれないか?

ジ:何にだ?

ラ:フルフルを狩りに行こうと思ってるんだが、まだ対峙したことがないんだ。仲間がいると心強い。

パ:ジェンク、いいんじゃない?

ジ:そうだな。それじゃ、付き合わせてもらいますか。

ラ:助かる。じゃあ、準備もあるだろうし、明日またここに来てくれ。

ジ:りょーかい。






ラ:お、来たな。準備はもういいか?

レ:ええ、大丈夫です。

ラ:…ん?ジェンクは片手剣じゃなかったか?

ジ:ああ、そっちはガンランスだろ?近接が3人いるんなら、1人ぐらいガンナーになってもいいかな、と。ほら、俺の本業はガンナーだし。

レ:そういえばそんなことを言ってましたね。

パ:でもいいの?愛用の武器じゃなくて。

ジ:愛用?あ、パセリに渡したやつか。

パ:そうそう、サンドフォール。

ジ:前に使ってたグレネード使うから大丈夫だ。パセリはそれ使ってしっかり戦え。

ラ:ま、問題ないならいい。それじゃあ、行くぞ。



〜雪山〜

ラ:場所は俺のスキルでわかるから、付いてきてくれ。

ジ:今はどこに?

ラ:3番、洞窟内だな。急ぐぞ。





ラ:…居た、あれだ。

パ:うわキモい。

レ:こんなものが生きていていいのかってぐらいですね。

ジ:皮膚も肉も軟らかくてダメージが通りやすい。目はないがこちらの位置は正確にわかるみたいだ。

ラ:体内に発電器官を持っているらしく、体外放電とサンダーブレスを使う。特に近接系は放電に巻き込まれるとやばいから気をつけろ。

レ:わかりました。

ジ:それじゃあ…戦闘開始だっ!



ラ:行くぞ、レイト。

レ:ええ。

ジ:支援するぜっ!

パ:いっくよー!(ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!)

フルフル:!?キォォォオッ!

ジ:頭と腹を狙え(ズガン!)部位破壊報酬がでる!

レ:はっ!(ザシュッ!)
フルフル:クァァァァッ!

ラ:離れろ!放電が来る!
バチバチバチバチバチ!

レ:危なかったですね…

ジ:近くにいるとやばいが…

パ:離れていればただの的だね!(ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!)

ジ:パセリ、火炎弾に切り替えろ。そっちのが効く。

パ:りょーかい。

レ:放電が切れましたね。

ラ:食らえ!(ドスッ!ズガン!)

フルフル:クオオオオン!

ラ:ちっ!

レ:うわっ!?

ジ:!?まずい、避けろ!(ぐいっ)

パ:へっ?

フルフル:コオオオッ!

ずがぁぁあん!



ジ:…あっぶねぇー。あれがフルフルのサンダーブレスか。

パ:………←半泣き

ジ:レイトたちは…大丈夫そうだな。パセリ、できるだけ正面に立たないように、常に相手の横にいるようにしろ。それならブレスは絶対当たらん。

パ:わ、わかった…

ジ:さぁて、攻撃再開といくかね。レイト!ラッセル!しっかり避けろよ…!

レ:…だそうですよ、ラッセルさん。

ラ:百も承知だ。

ジ:食らえっ!(ガゥン!ガゥン!)
ばすっばすっ…どがぁぁん!

フルフル:!?!?!?!?

ラ:徹甲榴弾か!

レ:怯んでます、今のうちに!

ラ:応!(ぎゅあぁぁん)

フルフル:クオオオオン!

ラ:食らえ、竜撃砲!(ずどおおおん!)






ラ:あんたたちのおかげでだいぶ楽に倒せた。ありがとう。

レ:いえいえ、私たちも報酬もらったんですから、気にしないでください。

ジ:そうそう。

ラ:そうか。…俺はこの村での用事も済んだし、今夜にでも発とうと思う。

ジ:ああ、元気でな。

ラ:そちらもな。

ジ:……さて、俺らも帰りますか、図書館に。

レ:そうですね。

パ:そうだね。




〜図書館地下〜

ジ:…っと。あー、戻ってきたなぁ。

レ:それじゃ、今日は解散で。私も帰らなきゃいけませんし。

パ:帰るって、向こうの世界?

レ:ええ。

ジ:よし、それじゃ今日は解散!

レ・パ:お疲れさま〜(でした)



[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!