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LS(R18)
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飛んで火にいる夏の虫とはこいつのことだ。
鴨が葱をしょってやってきたでもいい。
なんにせよ、面白いことになった。
しかも、現時点でこいつの殺生与奪は俺が握っている。

小川は今泣くのも時間の問題という顔をして途方に暮れている。
さあ…どうしてくれようか。

「先生、本当に…本当に…申し訳ありませんでした。僕何でもします。だから、一度だけチャンスをいただけませんか。」

無言のまま小川を眺めていたら、数分後、ようやく小川が切り出した。

「何でも…ねえ…。」

ああ、面白くなってきた―

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