小説 何かね、思ったの(龍可) 私は、精霊が見えた 幼い頃から、病気がちで外に出れなくてあまり友達がいなかったけど 精霊達は、寂しかった私と友達になってくれた それから長い時間が経ったけど 友達はあまりできなかった でもアキさんに言われて、気づいてしまった 皆、精霊が見えるから私と友達になりたがらないんだ・・・って 龍亞は私に「そんな事ないよ、龍可はそのままがいいんだから」って 言ってたけど、本当にそう? 本当は・・・どうなんだろうね でもアキさんは、“イムベキチカラ”をおそれない友達がいる うぅん、友達じゃない・・亮 今は遊星も精霊を信じてくれているけど 龍亞以外に信じてくれたのは亮が初めてだった それに、私以外に初めて精霊が見えると分かった時、 亮も何処か嬉しそうだった気がした 何かね、思ったの (亮と私は秘密を共有してる) (ほんの少しの人間しか分からない奇跡を一緒に) ××× アンケに短編で龍可とあったので書いて見ました こう見たら私は龍可を書くのは慣れてるのに、 一番苦手な気がする^^; ××× [*前へ] |