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孫策・陸遜
貴「はぁ〜。陸遜君、困るんだよね、うちのマッチとか勝手に持って帰るの」
陸「え?ばれていましたか」
貴「うん、その右手に持ってる袋半透明だからさ、嫌でも見える」
陸「頂いていきますね」
貴「何で」
陸「そこにマッチがあるからです」
貴「そこに山があるからみたいに言わないでくんない」
陸「だってマッチの凄さを知ってしまうと、手放せません」
貴「マッチ使わないからいいけどさぁ」
策「邪魔するぜ!」
陸「そ、孫策殿!」
貴「ぎぇぇ!」
策「なんかうちの権が世話になったらしいな!泣いて帰ってきたぜ!」(32.孫権・凌統参照)
貴「その、あの、あれは違くて、ええーっと」
策「お礼っつったらなんだが、これやるよ。さっきとってきた」
貴「に、にわと、鶏!死ん死ん死んでますけど!」
策「ああ、毛むしってねぇけど、うまいずぇー?」
陸「孫策殿、さすがにそれは…」
策「ん?陸遜いたのかよ。細ちっこいから視界に入んなかった!わりーわりー」
陸「……」
貴「お気持ちはその、嬉しいんですが、ちょっとにわとりは…」
策「ん?何だよ遠慮すんなってー。こっからこう毛をむしり取っ」
貴「ぎぇああ!やめろ!」
陸「そ、孫策殿。貴女の顔が尋常じゃなくなってきてますから。それより孫権殿がどうなさったのです?」
策「あーそうそう。なんかな、権がなんか言ってたんだよな」
陸「一体何を?」
策「ん?えーっとな、何かもう忘れたわ」
陸「は?」
策「とにかくあれだよな?貴女に世話になったって事だろ?ありがとな!」
陸「えええー…」
貴「いえいえそんな事は(馬鹿で良かった)」
策「つーか陸遜、お前一人でここ来てんのか?言えよなー。俺もついて行ったのによー」
陸「あ…いえ、すみません、暇なときはここに」
策「おっ、なんかいい匂いすんなー」
陸「……」
貴「あの陸遜君が弄ばれている…!」
策「くっていいかこれ!?」
貴「何の変哲もないやきそばですがどうぞ」
策「よし!やっぱさっき色々食ったからやっぱいいや!」
貴「何それ!?」
策「つーかそろそろ帰るわ、わりーな!また今度時間あるときに大喬とくるぜ!」
貴「は、はぁ」
策「土産としてこの鶏もらってくわ。じゃーな」
貴「え?え?陸遜君、孫策さん何しにきたの?」
陸「私に聞かないで下さい」
貴「というか君も上司には逆らえないんだねぇ…」
陸「うるさいです」

(090510)

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