孫権・凌統 貴「合肥でさぁ、孫権様馬に乗って壊れた橋飛び越えるシーンあるじゃないですか」 凌「ああ、孫権様凄かった。ゲームで見られるんだよね」 貴「え〜っと…あったあった。ムービーイベントの飛翔?」 権「や、やめよ。照れるではないか。しかし見たいというならば早く再生しろ」 貴「はいはい。では再生(可愛いなぁもう)」 ------ 凌「痺れるねぇ。器が違うね器が」 権「そ、そうか?」 凌「で?これが何なんだい?」 権「(か、かっこいいとか言われてしまうのか!?)」 貴「いや…これぶっちゃけ凄いの馬じゃね」 凌「……」 権「……」 貴「え?どうしたの?」 凌「お前…空気読めよ」 貴「え゛」 権「……」 貴「あ………え?」 凌「いつもツッコミ担当のくせにこういうときはボケに走るわけ?」 権「確かに…凄いのは……馬だな…」 貴「あ、あの…孫権様…?」 権「そうだな…そうだよな…うむ、貴女の言うとおり…だな」 貴「ま、まずいこと言ったかな…」 凌「100%あんたが悪い」 権「貴女、すまぬが電話を借りる」 貴「あんたが悪いって…だって本当でしょう」 凌「男心を知らないのか?男ってのは女によいしょされてナンボなわけ」 貴「はは〜ん。凌統は女の子によいしょされてその流れで口説くんだ。このエロガッパ!」 凌「え…エロガッパ!?なんだそりゃあ!」 貴「エロガッパじゃん。そんなんエロガッパ以外の何者でもないじゃん」 権「もしもし、俺は孫権と言うものだ。字は仲謀」 凌「あんた男にモテないからって僻むのやめてくれない?」 貴「はあぁぁぁ!?わ、私だってその…男の1人や2人や3、4じゃなくて50人くらい…!」 凌「アバウトすぎて嘘ついてるのバレバレ」 貴「ムカツク!久しぶりにムカついた!」 凌「怒っても迫力ないぜ?」 権「そちらはコーエーだな」 貴「孫権様ストオォォォップ!」 権「あっ!何故切ってしまうんだ貴女!」 貴「すみません私泣きそう本気で泣きそう」 凌「コーエーって何なんだ?」 権「このゲームを作っている会社だ」 貴「やばい、涙が、どうしよう、私死ぬ」 凌「そのコーエーさんは何て言ってたんです?」 権「うちは蕎麦屋だと」 貴「よかったぁ!典型的な間違い!神様っているんだね…!」 凌「よ、よかったね…」 貴「孫権様!まったくどこで電話番号調べたんです!?」 権「せ、説明書のユーザーサポートを見て…」 貴「めざとっ!何へんなとこで細かいとか!」 権「凌統…貴女が鬼のような顔を…」 凌「貴女、孫権様が怖がってるから」 貴「なんなの?ずるくない?こういう時だけシュンとするとか逆にムカッとくる」 権「りょ、凌統…」 凌「貴女、あんたがそんなヤツだとは思わなかったよ。はっきり言って」 貴「ええええ」 権「すまない貴女、私は、その、怒らせる気はなく…て…だから…」 貴「ちょっとまって下さいよ。私がいじめてるみたいじゃないですか」 凌「いじめてるんだよ。孫権様、もう行きましょう」 権「ごめん…貴女」 貴「あの…ちょっと?」 権「悪いの…私だ。ちょっと橋を飛び越えただけなのに…調子に乗った…」 凌「やめて下さいよ!充分な活躍、みんなが認めてますから!」 貴「孔明だよね?これ孔明の罠だよね?」 権「凄いのは…私じゃなくて馬、だから…」 貴「ちょっとちょっとええー!?マジで帰るの!?」 凌「この件に関しては孫策さんがだまってないと思うから。じゃあね」 権「ごめん貴女…」 貴「私が泣きたくなってきたよおぉ!」 (090304) [前←][次→] |