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短編
3
僕の名前を繰り返す君に思わず笑みがこぼれる。

君が正義の味方だったころ。

僕には、守るべき者も、立ち向かうべき相手もいなかった。

あの頃の僕の、なんと無力だったことか。

僕がいないとわかっていながら、僕の名前を叫んだ君。

その時の僕の喜びを君は知ってる?

君が僕を呼ぶなら、僕はどれだけだって強くなれる。

だから、君は安心して泣いていいよ。

正義の味方が、君を守ってあげるから。


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あきゅろす。
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