Story
夏目友人帳パロ(斑→レイコ)8 ※ちょっと原作沿い
私は昔から他の妖者(アヤカシモノ)との馴れ合いは特に大切にしてこなかった。
というか、特に他の者に対する興味が他よりも薄かったと言える。
一方的に行為を寄せてくる者がいたりしたが、大概は無視したりしていた。
「よく考えると、こんなに長い間そばに置いた者は……ましてや人の子など、今までありはしなかったな………」
他の妖者に言わせても、今時ましてや人の子などとこんなに長く一緒にいる妖などおりはせん。
…………“情が移った”??
「………はっ!」
そんなこと無い。
だって私は、あの斑だぞ。
多くの妖者に敬われてきた私がそのようなことはありえん。
そのときの斑は、自分をごまかすことで精一杯だった
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