嫉妬/日番谷冬獅郎 「はぁ〜…」 何度も何度もでるため息。 その原因は私の幼馴染みの彼氏だった。 いつも“雛森”って… 確かにあたしも桃は大好きだよ? でも好きな人が他の人の名前ばっか呼んでるのって嫌なんだから… 「はぁ…」 どうして気付いてくれないかな… ?「白夜〜vV」 「!乱菊さん……窒息死しそうなんですけど…」 乱「ごめんごめ〜ん!」 ぼーっとしていたら乱菊さんに前から抱きしめられ、顔が胸にのめりこんでしまった。 てか…あんた謝る気あるんですか? 何満面の笑みで“テヘッ☆”とか言ってるんですか… 「で…どうしたんです?」 乱「そう!それがね隊長g……げっ…じゃ、じゃあまたね〜」 「いや、待ってくださいよ。なんでそんなところで止めるんですか……!あぁ…シロちゃん?」 日「シロちゃんはやめろ。日番谷隊長だ」 「あ〜…うん、ごめん」 日「……どうした?」 「ん…何が?」 日「…反抗しなかったから…悩み事でもあるのか?」 「え…っとあるわけないよ…?」 日「うそつくな…ほら……俺が聞いてやるから…」 「いや…そのさ………シロちゃんはいつも桃のことばっか話してるから……好きなのかな…って」 日「……雛森は大切だが…別に好きな相手じゃない……お前は俺のこと信用できねぇのか?」 「いや…そんなことないけど…その…なんて言うか……嫌だな、って…」 日「…嫉妬か?」 「なっ…そんなわけないじゃんっ///」 日「…可愛い…」 付き合ってたらあたりまえの一言かもしれないけど、今のあたしにとっては心を落ち着かせてくれる嬉しい言葉。 あたし達はまだ未熟だから…喧嘩したり、嫉妬したり…いろいろ大変で不安なことばっかだけど… 一緒に笑って、悲しんでくれるシロちゃんが大好き。 「シロちゃん…これからも傍にいてくれる?」 日「当たり前だろ」 微笑み合った2人の上には虹がかかっていた。 (嫉妬) (そういえば雛森が…) (……シロちゃんの馬鹿ぁ…) [戻る] |