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BL短編集
もう後戻りとか、


傑はそのまま歩き、
空いているベランダに向かった。

「た、ける・・・」
「秋、嘘つき」
「え?」

ベランダから外に出て、
こちらを振り向いた傑。



「秋は、翠のものじゃん」



「え?ちょ、たけ・・・」

それだけ言うと出ていってしまった。


なんで、猫に戻ったんだろう。
なんで、あんな事したんだろう。
なんで、俺あの時、


翠の名前呼んだんだろう。




なんて。




もう気付いてんだろう?




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あきゅろす。
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