波乱上々
生徒会御一行食堂へ(蓮side)
一歩。踏み出した。
キャァアアアアアアア!!!
「五月蝿いな…」
「いつものことでしょう?」
クツクツと楽しそうに笑う都筑。
何がそんなに面白いのだろうか。
「氷菜様!こっち見て下さい!!」
「宋真くーん!あっこっち見たぁ!」
「萩様!僕を見てー!」
「萩様!俺の事を罵って下さい!どうか、どうか!」
甲高い声。
野太い声。
どれも男のものだ。
ここは本当に男子校か…?
度々疑いたくなる時がある。
そしてラストの。
お前大丈夫か。
「あ"ー!るっせぇぞクズ共ォ!」
「あっ馬鹿!萩!」
宋真が止めるが時既に遅し。
あー…五月蝿い。
「キャァアアアアアアア!!!」
「もっと!もっと罵ってぇ!ハァハァ!!」
萩の一言で一層五月蝿くなってしまった。
いらねぇ事を…。
と。
奥の方の席で別の意味で騒いでいる奴らが見えた。
「はよ!もっとやれ!」
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