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第二章
7
三日目の自由行動、そして修学旅行最終日。

「知哉」
「あ、直樹!…なんか眠そうだな」
「あぁ、ちょっと夜更かしがすぎた。それより、昨日。なんかあったか」
「え?なんかって?」

目の下にくまを作った直樹が耳元でひそひそと言う。
それに答えた知哉はいたって普通で、直樹は眉間に皺を寄せながら幸介を睨みつけた。
しかし、幸介は先を歩いていて気付くわけもなく。


それは、ある清秋の日。




015 End


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