仕返し(正一)
ここは、正一の研究所の前…
私は、正一を脅かすべくココに来た
まぁ、とりあえずドアを開けないとね、うん。
『えっと…確か正一の研究所のパスワードは…
……なんだったけかな…
…開けゴマとか、セサミンとかそんなのかな…』
…しばらく悩んだ末に答えが出た…
それはというと…
『正一ぃ〜、開けてぇ、紗耶香だよぉ』
よし、どうだッ!
…………って、あれ? なんで正一来てくれないのさ…
さてはまた、大音量で音楽聴いてるな…
『はぁ…』
思わず、ため息が出た…
――ガチャ――
「……ちょ、紗耶香…こんな所でなにしてるんだい?」
不安気に部屋から出てきた青年が…というより正一が話し掛けてきた…
はぁ…来てくれたのは嬉しいけど…
脅かすのは失敗しちゃったなぁ…
「…ボケェー、ってしてるみたいだけど大丈夫かい紗耶香?」
『あ、うん平気だよッ!』
私は元気いっぱいに答えた
それを見た正一は 「そう?なら良いんだけど」と言い少し笑っている…
…全く、私は正一の笑っている顔に弱いなぁ…この前プリン食べられた仕返しに脅かしてやろうと思ってたのに…
またしてやられたよ…
まぁ、正一の笑っている顔が見れるのは、多分…私だけの特権なんだろうから、今回のプリンの件はなかったコトにしちゃおっとッ♪
―また、正一が何をしようと、私は許してしまうんのだろうな―
[*前へ]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!