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私立城聖学園(連載中)
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先生はとっても優しいかった。
きっと僕みたいなことも珍しくないと思うのに、すごく丁寧で優しい。
きっとこんな先生だから生徒に好かれるんだろうな。

「私の用事は終わりましたので、磯崎君が何もなければ終わりにしましょうか」

そう言うと先生が席を立つ。僕もそれに続いて席を立ち、進路指導室からでる。

「寮まで送ります」

そう言うと先生が歩き出す。

「そんな、大丈夫ですよ!」

先生にそんな事させるわけにはいかない。

「ですが、また襲われたらどうするんですか?行きますよ」

そう言うと先生はスタスタと行ってしまう。

「先生…」

このまま突っ立っていてもどうしようもない。僕は先生の言葉に甘えることにした。


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