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私立城聖学園(連載中)
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なんて考えているうちに、みんなメニューを決めたようだ。

「ユウは何にする?」

「そうだなぁ…色々あって迷うけど……」

僕は、ディスプレイを見る。
写真付きのメニューは彩り鮮やかで、食欲をそそる。
おなかが空いてるから余計に美味しく見える。

「ボクのオススメはカルボナーラかな」

シノは画面を指さす。
確かにカルボナーラも美味しそうだ。
やはりオススメと言われたら食べたくなる。

「じゃあ、カルボナーラにしようかな」

僕はディスプレイにタッチして、カードをスキャンする。
注文完了の画面に変わり、自動で元の画面に切り替わる。

「えへへ。ボクと一緒だね!」

シノは可愛く笑う。
なんだか撫でたくなるな。
小動物みたいな?

「5分もすれば来るからね」

ジュンも穏やかに笑う。暖かみのある笑顔だ。

「ここの料理マジで美味いからさ!」

タクはハハっと声を上げて笑った。
しかし暑苦しさは感じられない爽やかな笑顔だ。

なるほど。タイプの違う3人だから仲がいいのか。

3人とも優しいし、親切だし、義兄さんも誉めていたし、この3人と友達になれて良かったと思った。

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