私立城聖学園(連載中)
18
それから僕らは、ショッピングモール内をウロウロした後、寮の食堂へと向かった。
まぁ、今までのを見てると食堂もハンパない事くらい想像はつく。
多少のことなら驚かない自信があった。
「すごい!!!」
その自信は脆くも崩れたが…
とても広い。
そこらへんのファミレスなんて比にならないほどに。
「ここは寮専用の食堂。学校にはまた別に食堂があるからね」
ジュンが説明をしてくれる。
「そんなことより早くボク達も座ろうよ!もうお腹ぺこぺこ…」
シノが僕の手を引いてテーブルへ連れていく。
席に着くとテーブルの端にディスプレイが付いている。
ジュンがそれにタッチすると、ディスプレイに何かが映し出された。
「ここに書いてあるメニューを適当に選んで、タッチして、部屋のカードキーをスキャンするんだ。それで注文が完了するから」
説明しながら注文をしていくジュン。
それを見ていて驚いた。
何なんだこの値段は…
ゼロが一つ多くないか?
さすが私立高校ということか。
お坊ちゃんが通っているだけあって、高級なものがつかわれているのか、とてつもなく高い。
庶民の僕なんかは理解できないな…
[←*][→#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!