GAME TRAVELER〜モンハン編〜
ページD
マオウは砲口を終えると地面に潜り始めた
「よし、ここはワシに任せとけ」
ゴウは音爆弾を手に自信満々に言った
ゲームでは常識だが、ディアブロスが潜った際は音爆弾を使って大きな音を立てることで怯んででてくるのである
ゴウはマオウが潜った所に向かって音爆弾を投げた
キィーーーン!!
音爆弾は破裂し、高音を発した
これでマオウは出てくる…かに思われたが一向に出てくる気配がなかった
「何でだ!?音爆弾が効かないぞ?」
やはりマオウにも異変が起きていて、音爆弾が効かなくなっていた
「みんな、逃げろ!!」
陸が叫ぶと同時に、三人は散らばって逃げ出した
すると潜ったマオウは、ジライヤに向かって移動しだした
「ジライヤ、避けろ!!」
「ニャ!?」
マオウはジライヤの足下から飛び出してきた
ジライヤはその攻撃をギリギリの所でかわす
しかし、マオウは今度はジライヤに向かって尻尾を振り回してきた
「これはジライヤには避けきれない」
そう言うと陸はジライヤを助けるために走って近づく
しかし、間に合いそうにない
そしてマオウの尻尾がジライヤに当たろうとしたその時…
ズバーーン!!
ギャャャャォ!!
何かが切れる音と同時にマオウの悲鳴が聞こえた
そして陸は宙に舞うマオウの尻尾を目にした
何が起こったのかと陸がジライヤの方を見ると、ジライヤの手には太刀【斬破刀S】が握られていた
「まさか…ジライヤが尻尾を切ったのか?」
「もちろんニャ。俺様はもう旦那様のお荷物にはならないニャ」
今のジライヤは陸の目にはとてもたくましく見えた
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!