GAME TRAVELER〜モンハン編〜
ページA
どこからともなく炎ブレスが飛んでくる
陸は避けることで精一杯だった
「くそ、どこにいるんだ」
陸は周りを見渡してもイャンガルルガらしい影は見当たらない
「暗くて何も見えないぞ。朝にくればよかったな………あ、そうだ!!」
陸は何か思いつき、おもむろにポケットから黄色い玉を取り出した
それは閃光玉だった
「閃光玉が光っている間にイャンガルルガを捕らえるぞ」
陸は辺りを見回す
すると横から炎ブレスが飛んできた
「そこか!!」
陸はそう言うと炎ブレスが来た方向に閃光玉を投げた
閃光玉が光を放った瞬間、イャンガルルガらしき姿が見えた
陸が近づいていくと、イャンガルルガは向きを変え逃げようとしていた
「そうはさせるか!!」
陸はイャンガルルガに向かって飛びつき、尻尾を掴んた
するとイャンガルルガは陸を落とそうと飛びだした
陸は振り落とされないように尻尾にしがみついていた
「やばい、このままでは落ちる。何かいい方法はないか…」
すると前方に茶色い塊が見えてきた
それはイャンガルルガの糞だった
「よし、これを使おう」
陸はイャンガルルガが糞の上を通過するときに、片手を伸ばし糞を掴んだ
それをイャンガルルガの体にこすりつけると尻尾を掴んでいた手を離し、下に降りた
「くんくん……よしうまくいったぞ」
陸は糞をイャンガルルガに塗りつけることでペイントボールの代わりにしたのだった
陸は臭いを頼りに進んでいきとうとうイャンガルルガの前に辿り着いた
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!