GAME TRAVELER〜モンハン編〜
ページD
黒いオーラを纏った陸はクシャルダオラに攻撃を仕掛けた
陸はクシャルダオラを遥かに凌ぐスピードで、順調にダメージを与えていく
しかし、いつもの鬼人化とは明らかに何かが違っていた
「僕が知っている鬼人化とは全く違う。これはまさか暴走しているのか?」
ジュンの予想は当たっていた
陸はジライヤがやられた怒りにより我を忘れて戦っていた
今の陸には話しかけても聞く耳を持たず、ジュンはただ見守るしかなかった
バキィ!!
大きな音と共にクシャルダオラの叫び声が聞こえた
どうやら陸がクシャルダオラの角を折ったようだ
その攻撃に怯んだのか、クシャルダオラは逃げ出していった
カランッ…
その時クシャルダオラの体から何かが落ちた
ジュンが落ちた場所に向かうと、銀色の玉が落ちていた
「これは…紅玉かな!?」
それは紛れもなくクシャルの紅玉だった
ジュンは紅玉をポケットにしまって、陸の方向をみた
「……!!」
次の瞬間ジュンは驚いた
陸はいまだ黒いオーラを纏わせて、こちらを睨んでいた
「まさか、僕に攻撃を!?…陸さんちょっと落ち着きましょう」
しかし陸はジュンの話に耳を貸さず、攻撃を仕掛けてきた
「どうやら戦うしか無いようですね」
ジュンは覚悟を決め、ボウガンを構えた
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