GAME TRAVELER～ﾓﾝﾊﾝ編～
ページ③
二人の動きは今までとは明らかに違っていた
ティガレックスの攻撃を次々に避ける
それと同時に確実にティガレックスの急所に攻撃を加えていた
｢ギャァァァ!!｣
ティガレックスは狩猟笛の叩きつけにより怯んだ
｢よし、たたみかけるわよ｣
そういうとレイはポケットから黒い玉を取り出した
レイがその玉を握ると体の周りに黒いオーラが立ち込めた
するとレイが陸の元にやってきて陸のポケットからさっき拾った黄色い玉を取り出した
｢これはティガレックスの紅玉のようね｣
｢え？ティガレックスに紅玉は無いはずだけど…｣
｢これは現実世界からきた者だけが手に入れられる物なの。これを体に取り込む事で、そのモンスター特有の技が出せるの｣
｢え？何がなんだかさっぱり…｣
｢そう、なら私がやってみるわよ｣
レイはそう言うとティガレックスの前に行き気を溜めだした
次の瞬間…
ドゴーーーーン!!!!
レイは空中で前転した後、その勢いで狩猟笛を叩きつけた
まるで、ナルガクルガの尻尾叩きつけのようだった
｢な…なんだこの技は｣
するとレイが寄ってきた
｢これは私が持ってるナルガの紅玉を使った技よ。あなたの紅玉を使えば今のような技が使えるの｣
｢なんでそんな事をしってるんだ？｣
｢詳しい話は村に戻ってからするわ。今はこの戦いに集中しなさい｣
二人が話している間にティガレックスが起き上がり、突進してきた
陸はさっきレイがやったように黄色い紅玉を取り込んだ
陸の体の周りに黄色いオーラが現れる
次の瞬間…
ズダーーーーン!!!!
陸は回転切りをした
しかし、それはただの回転切りではなく、もの凄い威力だった
陸の攻撃によりティガレックスは力尽きた
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