GAME TRAVELER〜モンハン編〜 ページG ジライヤは震えていた しかしそれは怖いからではなく、自分に対する怒りからだった 「旦那様の役に立つと約束したのに、俺様はなんて情けないのニャ」 そしてジライヤは決心する 「よし、ティガレックスは俺様が倒すニャ。このままじゃ旦那様に合わせる顔がないニャ」 と言うと陸を近くの穴に隠し、戦闘態勢に入った しかし、このままでは勝ち目が無いことは分かっていた 「このままじゃやられるのニャ。こうなったら背水の陣の術で戦うニャ」 背水の陣の術とは、オトモアイルーの能力を格段に上げる代わりに、一度力尽きると二度と復活出来ないという危険が伴う技である ジライヤは命をかけ、ティガレックスと戦おうというのだ 「よし、行くのニャ。背水の陣の術!!」 その瞬間ジライヤの体がまばゆい光に包まれ、ジライヤの目つきが変わった ジライヤは一度陸の方を向くと、ティガレックスに向かって突っ込んで行った … その時、1人のハンターが雪山に足を踏み入れていた [*前へ] |