GAME TRAVELER〜モンハン編〜
ページF
ゴウはガードをする暇も、避ける暇もない
「くそ…ここまでか…」
そう言うとゴウは陸を庇うように立ち塞がり、目を閉じた
ブォッ……ドゴーン!!
リオレウスの炎ブレスが炸裂…したのだが、ゴウの脇を通り過ぎ、壁に当たった
「ぬ…助かった…のか?」
ゴウは恐る恐る目を開ける
するとそこには太刀【斬破刀S】を構えたジライヤがいた
リオレウスはというと、頭を斬られて怯んでいるようだ
どうやらジライヤが炎ブレスを反らしてくれたらしい
「ゴウ、大丈夫かニャ?」
「大丈夫な訳ないだろ。ま、今回は助かったから礼を言う」
「まったく、素直にお礼ができないニャかねぇ?」
「うるせぇ」
2人がのん気に話しているとリオレウスが正気を取り戻して、突っ込んできていた
咄嗟にゴウはジライヤと陸を抱えて、リオレウスの突進を避ける
突進したリオレウスは勢いあまって倒れ込む
その内にゴウはジライヤに指示を出した
「おいジライヤ、ちょっと陸を隠してきてくれないか?」
「分かったニャ。でもゴウ1人で大丈夫かニャ?」
「当たり前だ」
「そうニャか…じゃあ任せるニャよ」
そう言うとジライヤは陸を抱えて走り出した
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!