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ぷれ☆★いす
其の二

 確かに大介はあの時、「また、やっちゃったな」と言っていた。

 大介はさっき、ぶつかった女子高生の姿を思い出す。

 セミロングの栗色の髪に意思の強そうな黒い瞳。背はあまり大きく無かった。

 出来るだけ鮮明に思い出してみたが、やはり大介の知る人でも無く、前にどこかでぶつかったという記憶も無く。

 それなのに何で自分はあんな事を言ってしまったのだろうか。
 考えても答えは出なかった。







 やがて、大介は学校へと辿り着いた。

 時間は8時50分。

 遅刻である。



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