世界の平和は甘い物を食べる事から始まるのだ
買い物に行くとすぐ帰ろうと思ってもなんやかんやで結局3時間はかかる
今日もいい天気です
でもこんないい天気なのに万事屋は…ぐうたらしてます
「あ〜ジャンプ〜買いに行くのめんどくせぇ」
「じゃあ読むのやめればいいじゃないですか」
「でも続き気になるじゃんかよ!…神楽ちゃ〜ん、お願い。買ってき」
「いやヨ。新八、酢昆布もセットで買ってきなさい」
「なんでだよ!!!酢昆布セットになってるしィ!?!?…別にいいですけど、僕今日お通ちゃんのイベント参加するんで帰りそのまま家帰りますよ?」
「えェェ!!じゃあ〜華!ジャンプと酢昆布はお前に託した!!!」
「………華まだ寝てるアル」
「遅くねェ!?…おい、起きろ!!」
『うぅん‥うるしゃい』
「うるしゃい!?銀さんうるしゃいの!?!?」
『うらい』
「そっか〜うらいか〜って違うでしょうがァ!!はい、起きて」
私は静かに眠っていたのを銀ちゃんに叩き起こされた(うー…)
こんな時ばかりは優しい銀ちゃんを恨めしく思う
「ジャンプと、酢昆布ね。わかった!?」
『なんで自分で買いに行かないんですかー』
「そりゃアレ、アレしなきゃだから…だからそんなことはいいんだよ!!お釣で好きなもの買っていいからいってらっしゃい!!」
『やったァ!銀ちゃん優しい〜っ』
そして私は銀ちゃんに500円貰って万事屋を出発した
何買おうかなぁ〜
「…単純なヤツ」
*****
ジャンプと酢昆布を買うためコンビニに向かっていると、左側に私が初めてここに来た時にいた河原が見えた。
…もうここに来てから一週間もたったんだ…
みんなよくしてくれるし、なんでここにきたのかはわからないけど、ここにこれて本当によかった
江戸も万事屋も、大好き!!
(そういえば、ここで初めて沖田くんに会ったんだっけ)
私はなんだか懐かしくなって河辺へ降りた
…すると見慣れない人影。
沖田くん達の制服と似てるけどちょっと違う…でも真選組なんだろうか。素振りをしている。
『剣の練習お疲れ様です。』
私がそういうとその人は驚いて私を見た
何か気に障ったのだろうか
「誰ェェェ!?!?てかどこをどうみたら剣の練習なんだよ!?明らかにミントンですよねェ!?」『剣の素振りかと思いましたよ!みんとん…?あ!バド"ミントン"ですか!!』
「そうそう!ミントンです」
するとその人は落ち着いたのかその場に座った。
私も成り行きで隣に座った。
『あの、真選組の方なんですか?』
「俺?そうだよ。監察で密偵とかしてるんだ」
『そうなんですか!すごいですね!じゃあその服は密偵専用のですか?』
「これは普通の隊員用の隊服。局長とか副長とか隊長とかが着てるのは特別なやつで、これが普通の」
『へぇ〜。奥が深いですね!』
「だろ?そういえばキミ‥」
『大変!!ジャンプと酢昆布買ってこなくちゃなんだった!!あ、名前…教えて貰ってもいいですか?』
「山崎………退」
『ありがとうございます!じゃあ私はこれで!』
「……ちょっと…キミはー!?」
『華ですー!また会いましょう、さがるくんー!!』
そして私はコンビニへ向かった
「あの子が………噂通りかわいい人だったなぁ…」
*****
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