[携帯モード] [URL送信]

世界の平和は甘い物を食べる事から始まるのだ
女同士のお話しタイム
















あれから温泉に入り、ご飯を食べてから女3人は部屋へ戻った


『温泉気持ちよかったね〜』
「飯うまかったアル!」
「やっぱり海じゃないかしら?」
『あ〜…』
「そういえば華海でサドと2人っきりでなにしてたアルか!?」
『え!?えーっと、その〜困ってたから助けて貰ったのだよ!』
「…ふ〜ん?」
『ちょ!なにその疑いの目ー!!』


華が神楽ちゃんとじゃれていると、いきなりお妙が華の肩をガッと掴んだ


「…あのね華ちゃん」
『?はい』
「弟の色恋沙汰に口だすのは姉としてどうかと思ったんだけどー…新ちゃんのことどう思ってる?」
『…へ?新八?』


華はものすごい深刻な話かと思ったら案外普通の話で、気が抜けた返事をしてしまったらしい


『うーん、兄弟みたいな感じ…ですかね?』
「兄弟!?…それはいい意味で?悪い意味で?」
『いい意味に決まってるじゃないですか!私になにかあるとすぐ気付いてくれたり…あ、どっちかと言ったら双子みたいな!』
「ふたご…ね」


新ちゃんは恋愛対象には程遠い、とお妙は思ったらしい
華の言葉にはあまり深い意味はなかったのだが。


「じゃあ銀ちゃんはー?」
『銀ちゃんは〜お父さん、かな!っていうかお父さんだったらよかったのにって思う。心配されるの、ちょっと嬉しかったり…とか!あ、それか近所のお兄さん?』
「お父さんでお兄さんアルかぁ〜…サドは?」
『総悟は、幼馴染みって感じかも?気付けばいつも近くにいてくれたり……ってなんでニヤけてるんですか!//』
「いや、一気に恋愛対象内に入ったな〜って…ねぇ神楽ちゃん?」
「そこんとこどうなのネ!」
『恋愛とかそんなのないですよ!!私は、全員恋愛対象外です!そういう目でみんなを見てないもん…てか恋する気ないですし!』
「またまた〜でもなんでなの?」
『そ…れは………』
「辛い過去とかアルかー?」
『っ!………』

「えっ図星ネ!?!?華ごっごめんヨ…」
『ち、違う違う!そういう2人はどうなんですか!?!?お妙さんは近藤さん!』
「ないわね」
『地球上で2人だけになっても?』
「ないわね!ありえない。」
『あはは…じゃあやっぱり銀ちゃん!?』
「それもないわね、多分。」
『今の意味深発言じゃないですかー!?!?』
「意味なんてないわよ嫌ね〜」
『じゃあ神楽ちゃんはどうなの!?総悟と仲良いし銀ちゃんともいい感じじゃんー!』
「どこがアル!!!あんな野郎はまっぴらごめんヨ!!銀ちゃんだっておじさんアル!」
『えー?じゃあ新八は?』
「新八はパシりネ。っていうかそいつら全員華の」
「神楽ちゃん、それ以上は男共が可哀相よ」
「…そうアルね、あいつらみてると面白いから黙って観察してみるヨ」
『?なに?どういう意味?』
「ドのつく鈍感にはわからないアルよ〜」
『失礼〜!!』
「新ちゃん双子銀さんお父さんでお兄さん、沖田さん幼馴染み…ね」


するとその時隣からガタガタと机を移動させる音が聞こえた


『隣のみんなもう寝るのかな?』
「じゃあ私達も寝ますか!」
「そうするネ。おやすみ〜」
『「おやすみ」』


遊び疲れたのか3人はすぐに熟睡してしまった。
なにはともあれこうして女3人の長い雑談は終わったのだった。
まぁ長い時間をかけても結果的に恋のすごろくは一コマも進まなかったのだが。










-

[*前へ][次へ#]

3/5ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!