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世界の平和は甘い物を食べる事から始まるのだ
海に行こうぜ!〜甘酸っぱくほろ苦い青春の1泊2日〜
















『って事だから、海行こーっ!!!』
「「行こうー!」」
「ちょ待て待て」
『?なに銀ちゃん』
「なにじゃないよ!もうすぐ秋でしょ!?違和感あるでしょ!?つか何このタイトル!すっげーイラってきたんですけど!ものすっげーカチンてきちゃったんですけど!」
「銀さん朝から声デカすぎですよ」
『もうすぐ秋っていったってまだ8月になったばっかりだよ?ねえ行こうよおおお〜!』
「そうネ!まだまだ暑いアル。そして出発は今日!」
「今日!?!?」
『そして今日のスペシャルゲスト!…お妙さんで〜す!』「こんにちは〜」
「そんでなんでまたコイツ」
「銀さん何か?」
「なんかこえーよこの人、つか俺の意見何一つ聞いてもらえてねーよー」

『つべこべ言わずに、出発ーっ!!!』

「「「おーっ!!!」」」
「めんどくせえ〜」



そして定春を預け荷物を準備し、私達5人は海へと出発したのだった





*****





歩く事3時間。
未だ海が見える様子はない


「あちぃ〜」
『銀ちゃんおんぶ!』
「自分で歩きなさいっ!」
『ぶー』
「ぶたになるぞ、ぶたに」
「華ぶたネ!げへへ」
『ぶ〜。』
「いや、その笑い方がまず問題かと」


会話をしていると、お妙さんがいきなり立ち止まった


「!ちょっと待って。神楽ちゃん私を持ち上げて!」
「!?…よっしゃあー!」


よくわからないまま2人を見る私銀ちゃん新八。
呆然としていると、私達が歩いてきた方から猛スピードでパトカーがやってきた


『!?』
「お妙さァァァん!!!こんな所で会えるなんて、やっぱりうんめ」
「うるせーよゴリラ」
『ごんどーさん!』
「いや、違うよ、ちょっとそれゴリラと交ざってない?」
『あ』


すると後ろの窓があいて、知ってる3人の顔が見えた


「華達も海ですかィ?」
『そうだよー!みんなも?』
「そうでさ」
「乗せろ。」
「…え」
「乗せてけってんだよ」
「姐御、それは恐喝っていうんですゼ」
「…みんな!乗っていいって!よかったわね〜」

「やったネ!」
「わーい!ありがとうございます!」
「あ〜やっと座れるわ」
『あはは…』



こうして半ば強請的にパトカーに乗り込んだ私達は、今度こそ海へ向かった。



「ちょ、せま…定員オーバ」
「つべこべ言わず運転しろっ」
「…あい」





*****





「うおーっ!!!海アルゥゥゥ!!!」
「うるせーチャイナ」
『海だァァァーっ!!!』
「海でさァァァ!」
「おい、ワタシと態度違いすぎネ」



あれから30分、やっと海に到着!
ぎゅうぎゅうな中車に乗り込んじゃって、退くんなんかトランクの中だ。死んでるんじゃないかって心配だけど、まぁきっと密偵の退くんなら大丈夫。
荷物を取り出して宿へと向かう。


『あ、お妙さん部屋どこですかー?』
「え?ないわよ?」
『へ?ない?』
「近藤さんが部屋2つとってあるみたいだから片方借りようかと」
『いいんですか?』
「ならお妙さん俺と相部屋に…ガッ!!」
「男女一部屋ずつに決まってんだろーがァァ!!…私達は左よっ。」
『は…はい』


そんな感じの成り行きで私達女3人は左の部屋へ入った。よかったのかな?借りちゃって…


「さ、水着に着替えて行きましょう!」
「うわァァァい!!海ィィィ!!!」
『ひゃっほーいっ!!!!!』





*****





そして荷物の移動を終えた私達は海へ。(もちろん全員で!)
やっぱり8月の真夏って事で海に来てる人は多いらしい。

お妙さんは白いビキニで近藤さんダウン!!!(早!)
神楽ちゃんは赤いワンピース。銀ちゃんはいちご柄新八は青いの。総悟がストライプ、トシさん水玉退くん無地!
みんなそれぞれ自分らしいの来てるのに…私はなぜかスク水


『なんでーっ!!!』
「いや、いいじゃんスク水」
「アブノーマルな感じがっ!」
『〜〜っバカ総悟!!』
「華さん、俺好きですよコスプ」
『退くんまで!!!もういいよ〜遊ぶもんね!』
「華遅いヨ!早くビーチバレー!!」
『はいはーい』


そしてみんなでビーチバレー!とくにルールはないんだけど…


「覚悟するネェェェ!!!」
「来いやァァァ!」
『銀ちゃんパース!』
「よーし、行くぞ新八〜」
「うぉ!?!?!?ちょっと!これ石入ってません!?殺す気ですかァ!?!?」
「うるさいよ新八くん〜」
「お妙さんあっち行きません?」
「行きません」


…結構ゲームになってない。まぁ楽しいけどね!
少し疲れた私は気分転換にジュースを買いに行くことにした





*****





ずいぶん歩いて自動販売機に到着。
日の当たる浜辺はコンクリートかと思うぐらいに熱い。
近くにある焼きそばやかき氷なんかも欲しくなったけど、我慢!

…銀ちゃんはいちご牛乳で、神楽ちゃんはオレンジとかかな?新八退くんとかはお茶とか?

「彼女ひとりー?」
『うーんー』

でも2人同じ物はだめかな?
でもそんなに種類ないし…
近藤さんはビール?炭酸?……

「俺らと遊ぼうよ」
『あ〜うん』

やっぱりビールかな!
123…9個でOKだな


「じゃあ早くこっち!」
『へ?』


元の場所へ向かおうとすると知らない男に腕を捕まれ岩陰に連れてこられた


『ななななんなんですか!?』
「なにって…あんたがうんって言ったんでしょ」
『言ってないです!帰ります』
「待てよコラ!」


慌てて帰ろうとすると、その男達の腕がタコの様になり私に巻き付いた


『ひゃっ…天人!?!?』
「ね〜それコスプレなの?」
『離してっ…』
「こんな海でそんな格好してる方が悪いんだよ?誘ってるとしか思えねー」


完全に巻き付かれて動けないのをいいことに、もう一人の天人がぬるぬるした手で顔を触ってきた


『ひゃはははは!!くすぐったい!!!…ぬるぬるしててきもっ』
「気持ちいい?」
『ちがっ!!//も…やだ…』

「ぐわァッ!!!」

『!?』

「こいつになにやってんでィ」

『そそそそそ総悟ぉぉっ』


もう諦めかけてたその時。
刀を持った総悟が現われ天人の手を切り落としたのだった


「おっとー。この女は自分から来たんだからな。帰らせねーぜ」
「な!?」
『違う違う違う違う〜〜〜っ。うぅ…』
「違うって言ってんじゃねーかィ」
「でもその女がコスプ………ギャアアアアッ!!!」
「………腕以外も斬られてェか?」


総悟がそう言うと、天人は腰を抜かし、這いつくばりながら逃げて行った


『そ…ごォ』
「華大丈夫ですかィ!?!?!?」
『…怖かった…ぬるぬるして気持ち悪い〜〜っ!』
「すいやせん…俺らが悪ノリしすぎやした…」
『ううん…総悟が来てくれてよかった』
「っ!//…」
『?』
「!…あ、新しい水着買ってやりやす!」
『ホントに!?ありがとう〜!』


そして私達は海で汚れを落としてから近くの水着屋へ行った
そして総悟に買って貰った水着に着替えてみんなのところへ戻った





*****





「ただいま戻りやした」
「あー!お前ら2人で何やってたアルー?」
『なんにもしてないよ!!ってなにその笑い!!』
「また華誘拐されたかと思ったぜまったく」
『あはは…』
「水着買ったのか?」
『うん!総悟に!…あ、ジュース買ってきた』
「おーサンキュー」

「じゃあいっぱい遊んだし戻ろうか!」
『うん!』


そして私達は宿に戻っていった













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あきゅろす。
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