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世界の平和は甘い物を食べる事から始まるのだ
女の嫉妬は怖い
















ものすごく眠い。
でも銀ちゃんから貰ったパジャマを着ていると思うと、なんだか朝もわくわくする。
イチゴ柄って事は銀ちゃんが選んでくれたのかな〜なんて思ったり!
銀ちゃんに見せようと思って部屋の襖を開けた


『銀ちゃーん!』
「うう…」
『起きて!朝だよ〜』
「…今日仕事ねぇんだからもうちょっと寝かせてくれよ…」
『お客さん来るかもでしょ!それより、これどう?』
「ん〜?あーそれ昨日も見ただろ。似合うよ、似合う」
『ホントに?』
「かわいいかわいい。じゃあおやすみ」
『へへ…ぎ』ズガガガッ

銀ちゃんが選んでくれたから
そう言おうとしたらどこから頭を蹴られて部屋の端に飛ばされた


「華ー!?!?ちょ、誰だよこんな事するやつはぁ!」


さっきまで寝ていた銀ちゃんが勢いよく起き上がって私の体を起こしてくれた


『いひゃいおー…』


すると天井から青い髪の女の子がストンと降りてきた。


「ちょっと!あなた銀さんのなんなの!?」
「いや、俺銀さんだけど」

「なにがあった…って、さっちゃんさんじゃないですか」
「なによなによ!」
「それ枕アル」


さっちゃんさん、と言うらしい。
目が悪いのかな?あ、メガネ落ちてる


『これさっちゃんさんのですか?』
「あ?ああ、ありがとう」


さっちゃんさんはメガネをかけると目を見開いて私の肩を揺さぶった


「あなた!!!銀さんのなんなのよぉぉぉ!私はねぇ、銀さんと婚約寸前までグフッ
「適当な事言ってんじゃねぇ!」
「いやんっ!もー、銀さんたらっvV」
「あながち間違ってないけども…」

「華、気にすんなよ、あんなやつ」
『え、でも…』
「あなた!もう一度聞くわ。銀さんのなに?」
『えーと…』


戸惑っていると銀ちゃんが私の頭を引き寄せた


恋人。

『「「「えええええ!?!?!?!?」」」』


銀ちゃん以外のその場にいた全員が声をあげた
え、なになに、私銀ちゃんの恋人なの!?
すると銀ちゃんが耳打ちしてきた


ふりだよ、ふり!ストーカーされていろいろめんどくさいから

「本当なの銀さん!ねぇ答えてよ銀さん!」

こっちのがめんどくさいよー!
え〜


さっちゃんさんが私に剣の様な物を突き付けた
私があたふたしているとすかさず新八がフォローしてくれた


「い、嫌だなぁさっちゃんさん。いいい妹ですよ妹!聞き間違いですって!ねぇ、華ちゃん?」
『う、ん!そうそう!やだなーお兄ちゃんったら!』
「ちげーよ、こ」
『…お兄ちゃん?』
「…ハイ。イモウトデス。」


銀ちゃんがそういうといきなりさっちゃんさんの顔色が変わった。


「そうだったのね!ごめんね〜華ちゃんですっけ?これからもよろしくね〜」
「調子のいい女アルな」
「うっさいわね!」


じゃあまたね、銀さん華ちゃんと言ってさっちゃんはまた天井裏に帰って行った


「…って、なんでそこに帰るんじゃーい!!!」
「銀さん愛してるわーっ!」

『飛んでった…』


随分パンチのきいた人だ。
だけど本当に銀ちゃんの事が大好きなんだろうな
そう思った。
部屋を移動してソファに座ると神楽ちゃんが話しかけてきた


「華、大丈夫アルか?」
『うん!…一回殺されるかと思ったけど』
「悪かったってー。」


でも…人を好きになるっていいな
誰かのタメに真剣になれるってすごい素敵な事。


『…私も恋したいなぁ〜』


すると銀ちゃんがバンッと机を叩いた


恋なんてお兄ちゃん許しませーん!!!











(なんでー!)(ダメったらダメ!)(…なんなんだこの2人)




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