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世界の平和は甘い物を食べる事から始まるのだ
今日も変わらない青空です

















私が目を開けると、変わらない青空がそこにはあった。

ただ一つ変わったもの、それは…


「お前、何してるんでさァ」


見慣れぬ景色に、見知らぬ人物。
ここは河原だろうか?

私、私は…ここを知らない


『あの、はじめまして』
「…白いワンピース?…なんて服着てんだ?」
『え?………あ』


思い出した。
私、お盆に行けなかったお母さんのお墓参りに行こうとして…それで…?
よくわかんないや。


「ここは江戸ですぜ。そんなかっこ『え?江戸?』
「…江戸」


江戸?日光江戸村とかじゃなくて?
…違う。何処を見ても髷を結った侍か着物の人ばかり。目の前にいる人は中世の王子様みたいな格好をしてるけど。
もし仮に観光スポットだとしても普通の…私の様な格好の観光客はいない。
とするとここは…江戸時代?
なんでなんでなんで?


『ちょ、ありがとうございました!!』

「あ!待ってくだせェ!」


引き止める声が聞こえたけど、現実を信じたくなくて少し肌寒くなった風の中私は走り出した。





*****






しばらく走ると、古風な町並みに入っていった。昔の木で造られたような家、団子屋…などなど

だけど、ただの江戸ってわけじゃないらしい。
所々、現代っぽい。
自動販売機もあるし、車も走ってるし、スナックなんかもある(どうなってるの!?)

見知らぬ町にビクビクしながら歩いてると、人にぶつかった


『あっ、ごめんなさ…きゃあああ!!!
「なっなんだよう…」
『よっよよよ妖怪!?!?!?』
「失礼だなあ、俺は天人だよ」


天人!?なにそれ??
わかんないーーーっ!

怖くなった私は転びそうになりながらも近くの路地裏に逃げ込んだ


「あ!あいつ…」





*****





路地裏を進んで行くと、足元に光る物を見つけた


『何、これ?』


手に取って見ると、それはキラキラ光った腕輪だった(キレイ…!?)

ジッと見ていると、その腕輪から光がでて、私の腕にガチャ、と装着された


『え、なに、とれないっ…』


するとシュッと何かが私の頬を掠った



『痛っ…』
「誰だ!…!?それを返せ!!」



どうやら私は、とても厄介なものを見つけてしまったらしい。










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あきゅろす。
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