Novel〜ＲＥＢＯＲＮ！〜
ヴォイス『骸←ヒバ？』
あぁ……まただ……──。
【ヴォイス】
本当にたまに、たまにだけど頭が痛くなって体中が軋むように痛くなる時がある。
原因はわからない
それから胸がすごい苦しくなって気付くといつも同じ場所に立ってる。
病院でも分からなかった
始まったのはあの日から──
『君は本当にひとりでいたいのですか？』
あいつはそう聞いてきた時、とても真っ直ぐな瞳をしていた
紅と深い蒼のオッドアイ
不覚にも僕は酷くされた憎い相手なのに、一瞬みとれてしまった
そうさ、僕はいつだってひとり。
それでいい、そう望んだからこう生きて来たんだ
今までも、これからもそうの筈
その筈だった、けれど今は……
胸の中で何かが渦巻いてうずく
違う、僕が本当に求めてるのは違う
『…………』
ねぇ誰か僕に答えを教えて
どうして僕は此処に来てしまうの？
ねえ
『雲雀君……』
──僕の名前を呼ぶのは誰？
──そうさ誰かに逢いたくて逢いたくて逢いたくて
──僕は此処に来たんだ
──なぁそうだろう？
遠く離れた所にいたとしても
──君は確かにいる
──感じる
いつかまた逢う時まで
──過去がくれたのはヴォイス
──明日へ導くヴォイス
fin
※一部某有名なアーティスト様の曲から歌詞を使ってます。
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